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あなたside
あの日 誠也くんから告白されてから
少し時が経った。
相変わらず誠也くんのデレは止まらない。
「 おはよ 」
『 ん、おはよ 』
「 ちゅーしていい? 」
『 ん 』
返事をするとすぐに押し付けられる唇。
朝日に照らされるこの時間が1番好きかななんて。
『 また1日頑張れそう 』
「 良かった 」
起きるでって言いながら手を差し出してくれて
そのままリビングまで手を繋いだまま。
『 そういえば誠也くん、最近犬にならんね? 』
「 え?ああ、確かに。犬の方が好きなん? 」
『 ううん、人間がいいけど 』
なんて言いながらキッチンに向かって卵を割る。
フライパンに乗った瞬間卵が焼けるいい音がする。
『 美味しそうな音 』
その間に誠也くんはテレビをつける。
「 なあグーチョキパーどれやと思う? 」
朝の情報番組のジャンケンを毎日楽しみに
しているらしい笑
さっきまで盛り上がっていたスタジオは
次のニュースの話題によってテンションが
一気に変わる。
ニュースキャスターも大変やなと思いながら
卵焼きをお皿に移す。
「『 いただきます! 』」
''それでは7時のニュースです''
ニュースキャスターの声を聞いて慌てるのも
いつも通り。
『 え、もう7時!? 』
朝ごはんを口に詰め込んで朝の支度を
超特急で行う。
『 行ってきます!! 』
「 行ってらっしゃい、気をつけてな! 」
ここまでが私たちのモーニングルーティン。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。