第29話

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2020/08/10 22:27 更新





あなたside

あの日 誠也くんから告白されてから
少し時が経った。

相変わらず誠也くんのデレは止まらない。

「 おはよ 」

『 ん、おはよ 』

「 ちゅーしていい? 」

『 ん 』

返事をするとすぐに押し付けられる唇。
朝日に照らされるこの時間が1番好きかななんて。

『 また1日頑張れそう 』

「 良かった 」

起きるでって言いながら手を差し出してくれて
そのままリビングまで手を繋いだまま。

『 そういえば誠也くん、最近犬にならんね? 』

「 え?ああ、確かに。犬の方が好きなん? 」

『 ううん、人間がいいけど 』

なんて言いながらキッチンに向かって卵を割る。
フライパンに乗った瞬間卵が焼けるいい音がする。

『 美味しそうな音 』

その間に誠也くんはテレビをつける。

「 なあグーチョキパーどれやと思う? 」

朝の情報番組のジャンケンを毎日楽しみに
しているらしい笑
さっきまで盛り上がっていたスタジオは
次のニュースの話題によってテンションが
一気に変わる。
ニュースキャスターも大変やなと思いながら
卵焼きをお皿に移す。

「『 いただきます! 』」

''それでは7時のニュースです''
ニュースキャスターの声を聞いて慌てるのも
いつも通り。

『 え、もう7時!? 』

朝ごはんを口に詰め込んで朝の支度を
超特急で行う。

『 行ってきます!! 』

「 行ってらっしゃい、気をつけてな! 」


ここまでが私たちのモーニングルーティン。



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