第13話

第13話 助けてくれたその子は
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2026/01/19 09:00 更新
iemon視点
目を覚ますとそこは真っ暗な空間で辺り1面黒一色で気が狂いそうな感覚だった。

俺は立ち上がり、ひなにいさんの名前を呼びながら探し回る。


探し回ってからしばらくするとどこかから子供のすすり泣く声が聞こえてくる。

俺は急いで声が聞こえる方に走り出す。
iemon
はぁ、、はぁ、、、居た、、

俺は目の前には小学生ぐらいの見た目のひなにいさんがいた。

ひなにいさんは3角座りをしながら両手で目をこすっている。


俺に気づくとキョトンとした顔で俺の方を見上げる。目元は真っ赤に染まっており目は涙目だった。
ひなにい
お兄ちゃん、、、誰?

そう聞くひなにいさんの声は震えていた。
iemon
俺はiemonですよ
ひなにい
iemon、、、?嘘だ、、、iemonさんはもっと小さくて、、、

俺はひなにいさんの目線までしゃがみこむ。
iemon
ひなにいさんごめんなさい、、、俺は今まで忘れてた、、、

iemon
小学生の頃俺は、ひなにいさんと"ヒナさん"に会っていた





ひなにい視点
俺には3歳下の妹がいた。

可愛くて元気でいつも笑顔で正義感が強くて皆からも人気も慕われていて自慢の妹だった。
ヒナ
お兄〜ご飯まだー?

ソファーに寝転び足をバタバタさせながら俺を呼ぶ。
ひなにい
もう少しでできるから机でも片付けといてくれるか
ヒナ
ッ!!はーい!!

この頃は、両親が忙しく家事は、全て俺が担当していて子供らしく同級生と遊んで過ごすなどといった事は一切しなかった。

だからと言って自分が特別不幸だとも思わなかった。

だって隣にはいつもヒナがいてヒナが笑顔になる度俺も嬉しかった。
ヒナ
よし!!片付け終わった!!
ひなにい
ならこのお皿持っていくの手伝ってくれないか?
ヒナ
わかったー!!

ヒナは台所に来て目を輝かせる。
ヒナ
わー!!オムライスだ!!

よっぽどオムライスが嬉しいのかその場で小さく飛び跳ねた後に満面の笑みで机に運ぶ。

俺はそれを見送ったあと冷蔵庫からケチャップを取り出し、ヒナの方に向かう。

ヒナは先に椅子に座っており俺は、ヒナの向かいにある椅子に座る。
ひなにい
いただきます(同時)
ヒナ
いただきます!!(同時)

ヒナは勢いよくオムライスを食べ始める。
ヒナ
美味しい〜
ひなにい
ヒナはほんとに美味しそうに食べるな
ヒナ
美味しいからしょうがない!!

ヒナの言葉に俺は少し嬉しく思う。
ひなにい
そういや、今日公園にでも行こうかと思ってるんだけど行くか?

俺がそう聞くとヒナは嬉しそうな顔をする。
ヒナ
行く!!

ご飯を食べ終わるとお皿をキッチンに持っていき二人でお皿を洗った後、公園に行く準備をし公園に向かう。
ヒナ
ルカ兄はやくはやく!!
ひなにい
おい、ヒナ危ないから走るな
ヒナ
早くしないと公園が逃げちゃう!!
ひなにい
逃げねーよ

ヒナは俺を早く来るように急かす。

そんなヒナを見ながら苦笑いでヒナの後を追う、ヒナはどんどん先へと進んでいく。

するといきなり止まり横をじっと見つめる。
ひなにい
どうしたんだいきなり

俺がヒナが向いてる方向を見るとヒナと同い年ぐらいの男の子が中学生5人に囲まれているのを見つけた。
mob
お前が噂のガキか
??
、、、
mob
おい!!何黙ってんだよ!!
ヒナ
、、、助けないと!!

ヒナはそれだけ言うと中学生の方に向かっていく
ひなにい
おい!!ヒナ!!

俺はヒナを止めようとヒナのあとを追うがもう遅かった。
ヒナ
弱いものいじめなんて最低だよ!!
mob
なんだこのガキ!!
ヒナ
大人が寄ってかかって子供をいじめて恥ずかしくないの
mob
なんだと!?ちょっと痛い目にあいたいみたいだな!!

中学生がそう言いヒナに殴りかかろうとする。
ひなにい
ヒナ!!

俺はヒナを庇おうとヒナの方に向かうが間に合わないと直感的に気づいてしまう。

俺が諦めかけた瞬間、さっきの小学生が中学生の拳をヒナに当たる瞬間に受け止める。
??
、、、めんどくさ

男の子は虚ろな目でそう言うと中学生の方にゆっくりと進む。

俺は直ぐさまヒナに寄り添い男の子の方を見つめる。



男の子はゆっくりと近づき、体格差が何倍もある中学生を一瞬のうちで投げ飛ばす。
ひなにい
すごい、、、

俺は無意識のうちにそう呟いてしまう。
??
怪我は?
ヒナ
だ、大丈夫

男の子の目は深緑色の髪の毛と同じ色で俺たちを見つめる瞳がとても綺麗に見えた。
??
関係なかったんだから突っ込まなければ良かったのに、、、

男の子がそう言うとヒナはムスッとした顔になり、男の子に詰め寄る。
ヒナ
人が困っているならそれを助けるのは当たり前でしょ
??
それで自分が怪我したりしたら意味無くないですか?
ヒナ
私こう見えても空手習ってるんだからあんな奴ら倒せたもん

ヒナ
それに私はできるだけたくさんの人を助けたい。そしてたくさんの人が笑顔でいて欲しいの。だから私は自分を犠牲にしようと正義を貫き通すんだ
ひなにい
こら!!
??
、、、

俺はヒナの頭を叩く。

ヒナは俺が叩いたところを抑え俺の方を少し睨む。
ヒナ
何すんのルカ兄!!
ひなにい
まずは助けてくれてありがとうだろ!!それに自分を犠牲にとかそんなこと言うな!!あと勝手に突っ走らない

俺がそう言うとヒナは不貞腐れた顔をし、ほっぺたをぷくーっと膨らましている。

俺は男の子の方を向き、頭を下げる。
ひなにい
ヒナを、、、妹を助けてくれてありがとう
ヒナ
ありがとう、、、
??
別に、、最初は俺を助けようとしてくれてたみたいですし、、、俺の方こそありがとうございます

男の子は律儀に俺たちに向けてお礼を言う。
??
ヒナさんでしたっけ、、、?さっき言ってた言葉、、、良い目標だと思いますよ

ヒナは男の子の言葉を聞き、先程まで不貞腐れていたのが嘘のように嬉しそうな顔をする。
ひなにい
良かったな

俺がそう言いながらヒナの頭を撫でるとえへへと両手を顔に当てて喜んで居た。
ひなにい
あ、そういや自己紹介がまだでしたね、、、俺はひなにいこっちは妹のヒナ
ヒナ
ヒナだよ〜
ひなにい
君は?
??
、、、俺の名前は





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