ヒナがそういうと聞き取れるかギリギリのラインの声でよろしく、、、と呟いた。
俺がそう聞くとiemonさんの顔は少し暗くなった気がする。
ヒナの言葉にiemonさんは小さく頷き、辺りを少し見回した後換気扇の隣にある植木鉢の方に手を伸ばす。
俺とヒナは不思議に思いその植木鉢を見た瞬間、その植木鉢が浮き始めた。
ヒナは目をキラキラさせながら植木鉢を見る。
植木鉢はそのまま飛びiemonさんの手のひらの上まで行く。
iemonさんはそういいながら少し悲しそうな顔をし、俯く。
俺はiemonさんの元まで行きiemonさんの目線までしゃがみこむ。
iemonさんは目を大きく見開き驚いた顔をする。
iemonさんは少しオドオドしながら戸惑っている様子だった。
俺がそんな説明をしているとiemonさんは少し肩を震わせ小さな声で呟いた。
iemonさんはそう言い俺の方を見る。
iemonさんの顔はどこか悲しそうでどこか無理をしている気がした。
俺はiemonさんに声をかけようと口を開こうとするがそれよりも早くヒナが口を開いた。
ヒナは腕に力を入れ、手で腕を抑える。
俺はそんなヒナを見て少し笑みがこぼれる。
俺とヒナは目を合わせ微笑む。
そしてヒナはiemonさんの手を掴み走り出す。
俺はそんな2人の後を追いかける。
公園にて
ヒナとiemonさんは目をキラキラさせながら辺りを見渡す。
公園は普通の公園より少し広くいつもなら子供がたくさんいるのに今日は珍しく少なく周りに配慮せずとも遊べそうだった。
ヒナがそうiemonさんに言うとiemonさんは少し嬉しそうな顔をし、頷いた。
俺はそんな姿を見て安心した。さっきまでのiemonさんはどこかずっと悲しそうで暗かった。
でも今は年相応の対応していることにより安心したのだろう。少し表情が明るくなっていた。
そう言ってヒナは数え出す。
俺はそれを聞いてiemonさんの腕を掴み思いっきりヒナから逃げる。
俺たちがそんな会話をしながら逃げていると、悪魔のカウントダウンが終わった。
ヒナは振り返った瞬間ものすごい速さで俺たちの隣に向かってきて、ジャングルジムを殴る。
殴られたジャングルジムの箇所を見るとそこから煙が出ており、車でも突っ込んだみたいに凹んでいた。
iemonさんはそれを見て驚きを隠せないのか「えっ」と声が出ていた。
俺とiemonさんには嫌な冷や汗が出る。
ヒナはそういいながらニコッと微笑む。
その笑みは他の人から見たら可愛らしいものかもしれないが俺達からしたら恐怖以外何者でもなかった。
それを見たiemonさんは俺の腕を掴まれて走っている状態から自分から走り出す形へと変化した。
iemonさんと俺が後ろを向くとそこにはにこやかに笑ってるヒナがおり、その手は俺たちの近くにあり直感的に避けることができないと確信した。
何か言葉を残す前に俺たちの視界は暗転した。
目が覚めた後も俺たちはブランコに乗ったり、ドッジボールをしたり沢山遊んだ。
ふと時計を見るともう帰る時間になっていた。
ヒナは不貞腐れたようにほっぺたをふくらませて文句をブツブツと言う。
iemonさんはどこか悲しげの表情をした後に俺たちの方を真っ直ぐとした目で見る。
その声はどこか震えているように感じた。
俺とヒナは目を合わせ、大きく笑い
そう答えた。
iemonさんの顔はとても嬉しそうだった。
それから俺たちは毎日のように遊ぶようになった。
疲れ果てるまで遊んで、たまに一緒に夜ご飯を食べてとても楽しい日々を過ごしていた。
だけど、iemonさんは突然姿を消した。
主です。ちょっとしたお知らせなんですけど最近mmmrの短編集(笑)を書き始めたんですけど、
リクエスト募集をかけたところそれが思ったより多くの人からのリクエストが来たため少しこちらを書くスピードが遅くなってしまう為
最近2日に1回投稿してたんですけどそれがまた遅くなる可能性があります。
今はまだストックが3話ぐらいあるのでそれがなくなったら遅くなるかもしれません
あと宣伝!!
さっき言ってた短編集です。
興味がありましたら是非こちらも見に来てください












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。