あなたの下の名前side
「んじゃ、今日のSHRが終わったら体育館に来てね!」
そう昼休みに及川から告げられて数時間
やっとSHRが終わった
帰りの挨拶をして、各々次の行動へ移す
「じゃあ私達バイト行くから!」
「仮入部頑張ってね〜!」
あなたの下の名前「うん、ありがと〜!2人も頑張ってね!」
席から立って、課題等をバックに詰めているとモブA、Bが話しかけてきた
ちなみにこの2人には、5限の休み時間に「一ノ瀬先輩が言ったから仕方なく仮入部に行く」と言っておいた
まぁ実際にあの時私の意見なんて聞かずに決めてたからね
恋は盲目ってやつ?
まぁどっちでもいいんだけど、笑
見事に私の意思ではなく、あくまでお姫様のわがままで仮入部へ行くことになった
そう認識してくれた2人は私を妬むことなく、快く送り出してくれたのである
ほんとにこんな上手くいくものなんだね
手のひらで踊ってくれて助かるよ
たとえ踊ってくれないとしても、気づいたら私の手の中にいるんだし
やっぱちょろいな〜
上機嫌になりながら、仮入部に行く準備をする
昼休み、屋上にて岩泉さんに詳細を教えてもらった
だからその時言われた持ち物を用意する
あなたの下の名前「よし、おっけい!」
最終確認を終わらせ、バックを持ち上げる
あのお姫様はどんな働きぶりしてるんだろ
それによって立ち回りが変わるんだよね
...ま、流石にマネ業ぐらいはしっかりやってるよね
うん、そろそろ出発しよう
遅刻したら第一印象が最悪だし
持っているバックの紐を握りしめ、私は体育館へ向かった
ガラガラガラ~
あなたの下の名前「失礼します。仮入部できました、1年のあなたの名字あなたの下の名前です」
ゆっくりと扉を開け、会釈を添えて自己紹介をする
うん、これで真面目な子ってイメージついたかな
及川「あー、来てくれたんだ!じゃぁあっちで着替えてね〜!」
私に気づいた及川先輩が、女子更衣室を指さして言った
あなたの下の名前「はい、ありがとうございます」
特に媚びることも無く、淡々と礼を告げて女子更衣室へ向かう
変にここで話しかけたら完全にミーハーと同類になる
だから今日は塩対応でいく
そんな極端にツンツンするわけではないが、デレデレするわけでもない
それに、後で「なにかあった?」と聞かれても、
「初めての体験で緊張してた」と言えばいい
頭の中で作戦を思い出しながら足を進める
及川「...」
歩きながらバレない程度にチラッと及川先輩を見る
やはりこちらを疑いの眼差しで見ていた
これなら今日中に打ち解けられるかな
疑ってるってことは私のマイナスイメージが変わろうとしてるってこと
最高の転機だよね
これはマネ業に力を入れなきゃ
とりあえず、さっさと着替えて何をやるか聞いてこよう
あなたの名字「...うん、OK」ガチャッ
身だしなみをチェックして、女子更衣室から出る
国見「...!?」
すると、微妙にこちらを見てびっくりしている国見さんがいた
3分程度で出てきた私にびっくりしたようだ
...これは一ノ瀬先輩、いつもどのくらい時間かけてるんだろ
多分いつもフルメイクだったから直してたんだろうね
どうでもいいけど
早くやること見つけたいな
辺りを見渡しながら一ノ瀬先輩を探す
...?
しかし、いくら見渡してみても一ノ瀬先輩が見当たらない
あなたの下の名前「...愛佳先輩、どこにいるんだろ」
...まぁ、いいか
とりあえず岩泉先輩らへんに聞いてやっちゃおう
私は、さっき見つけた岩泉先輩の方へ走っていく
あなたの下の名前「あの、岩泉先輩。今ってお時間大丈夫ですか?」
岩泉「あぁ、平気だけど、どうかしたか?」
あなたの下の名前「愛佳先輩が見当たらないので何をすればいいか聞きに来ました」
岩泉「...あー、また遅刻かあいつ」
..."遅刻"
しかも"また"って
これはマネ業やってるかすら怪しいんだけど
はぁ...ちゃんと教えてくれるのやら
岩泉「とりあえず、やることはあっちの貼ってある紙に書いてあるから」
岩泉「やり方がわかんなかったら俺辺りに聞いてくれ」
またお姫様に呆れていると、岩泉先輩が教えてくれた
ふと後ろを見てみると、言っていた紙とやらがあった
あれがあるなら大丈夫
やり方ならモブAに話聞いてから覚えてきたし
...やるって決めたんだから徹底的に、ね
やることがわかったので、岩泉に礼を言ってから作業に取り掛かる
あなたの下の名前「はい、分かりました。ありがとうございました」ペコ
そう言ってから、紙を見て、1番上に書いてある
"スポドリ作り"をするため、水道へ走った
後ろで岩泉先輩がじっと私を見ていたなんて知らずに
毎日投稿がギリ途切れちゃった...
まぁ20分はノーカンですね
次回岩泉さん視点いきまっせ!
私の書く小説は主人公以外の視点もバンバン行くので
苦手な方はブラウザバック推奨です!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。