憲史side
俺の名前は松渕憲史。学校帰りに学校を中退したという玄弥を探していた転生者だ。
俺は、玄弥を発見し、何があったのかを聞いた。
そしたらとんでもないことを言ってきた。
要約するとこうだ。
お母さんが仕事から帰ってくる頻度がとてつもなく少なく、お腹がすいたからゴミ捨て場のゴミを漁っていた、と。
ここまで聞けば、なぜ学校に来ていないのかなんて明白だ。前に、玄弥は片親だと話してくれたからだ。
片親でカツカツ。必死にお金を稼ごうとしているお母さん。けどそれは玄弥を更に苦しめることとなっていたのだ。
途中から、玄弥は泣きじゃくっていた。
俺は、そんな玄弥をただ抱きしめることしか出来なかった。
その中で、必死に頭を巡らす。
そこに、ある考えが思いついた。
今世の母が言っていた、「あかん、通帳に収まりきらん量の金が……((」と。
こう言うのはアレだが、2人の生活費くらいちょちょいのちょいだ。因みに俺は今株やっててどちゃクソに儲かっているので、いざという時はこいつらに使おう。
俺は半ば強引に玄弥を連れ帰った。
僕はたまたま休みだった母と父に正直に話した。隠す必要もないと思ったからだ。赤森地区は、色んなところから差別されている。箕面市に住んでいる両親、当然玄弥を嫌悪する……
わけもなく。
これいいな。玄弥達の生活費は俺の私財でなんとか……いや、いっそのことここで2人に暮らしてもらうとか?
ご飯mgmgタイム。
そうして、俺は玄弥の餓死を阻止した。
そのまま数ヶ月が過ぎた。
母さんは家事、父さんは玄弥に勉強を教えている最中。俺は代わりに買い物に出かけた。
本当に、1人で良かったと思う。
じゃないとほら……
ドンッ…………
トラウマにさせちゃうだろ?












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。