―――――緑君を呼ぼう
多分あの人なら
らっだぁの理解者だ
…あの人なら、僕よりもらっだぁの心に届く様な事ができる
窓ガラスを蹴破って、中に入る
お願いします…!
いてっ!
…ちょっと痛い…

最高の武器
それは愛!
僕は皆を愛すんだ…
くそ…
吹っ飛ばされた!?
やっぱりただ単純に力が強いだけじゃない
頭が回るタイプの馬鹿力!
俺だって昔は強かったのに
能力の相性差か?
それとも衰えた?
違う
人と関わる事で俺が変化したんだ
俺は丸くなってしまった
世界は実に簡単だった
自分が一番大切で、自分以外が死のうが飢えてようが関係ない
たまに構ってくる物好きがいたが、すぐに居なくなった
ずっと居たのはホワペくらい
そいつも大切にはしなかった
けど、あいつはいくら冷たくしても、俺の心に入り込んできた
お人好し、マヌケ、お花畑
利用してやろう、そう思いぺいんとを側に置いた
しかし、
いつ
いつから?
どうしてこんなにもあいつに尽くしたい?
どうしてどうでもいいと思えない?
ああ、ああ?
そういえば、
ぺいんとからっだぁ
どっちかは
精神系の支配が出来るってホワペが…
準備は万端、メンタル全回復
思えばこれは僕が始めたものだ
だから、闇に堕ちた友達を、助けるのも僕の責任だ
ああ、でも少し…
…いいや、余計なことは考えてはいけない
僕が飲み込まれたのならどうしようもなくなるから
紫の瞳が僕を捉える
僕は、できるだけこいつを安心させ、みどりくんの薬を効きやすくしなければならない
もう、僕の二の舞は踏ませない
まずは軽いジャブ
説得できないか話しかけてみる…が、
刹那、目の前の彼の表情が変化する
…説得失敗!
てか、地雷踏んだ?
ここで馬鹿正直に戦えと言ったなら、今のらっだぁは多分僕を無視して他の人達を殺しに行くだろう
なら、こうするまで
…些か不自然か?
微妙に目の焦点が合っていない
話しかけてもぶつぶつと何かを呟いている
冷や汗が止まらない
ぐにゃりと視界が歪む
らっだぁの声が頭に響く
ああ、こいつが言うのなら従うべき
そんなクソみたいな思考が頭を支配する
ああ、そうだよねらっだぁ
いや違う!違うよらっだぁ
2つの感情が邪魔をしてくる
ああ…
どうすれば…
あの、
あの素晴らしき日々をもう一度と
思って頂けたのなら…

利用してやろう、
愚かな俺の「怒り」を
アルト君コメント
とりあえず唇だけ見てほしい


アンケート
エイエイ、待った?
待ってないよ
43%
いっぱいちゅき
0%
そんなことより野球しようぜ
0%
まってたのに
57%
投票数: 7票


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。