第8話

 6 
363
2025/12/09 09:06 更新




ちょっとだけ低浮決め込んでます。
あと数日でテスト終わるので待っていてください🥺













あなた  
はぁ〜、疲れた…






閉店作業中に大きな溜め息を吐いた。

持っていた箒に軽く突っ伏するあなたに、同じくバイトの同僚が話しかけた。





お疲れ様
今日もあのイケメン君来てたね
あなた  
…う、うん







あれから数日後、

どこで知ったのか謎だが、仁はあなたのシフトの時間に合わせて喫茶店に来るようになった。

幸い…と言うべきか、彼は不本意ながらにも大量の彼のファンを引き連れてやって来る為店が混雑する。
その結果、話をする機会がなくなり、自然に彼を避ける事ができた。


が、疲れるのは疲れる。





あんなイケメンに婚約されて嫌がるのはアンタくらいだと思うよ
婚約だよ、婚約!
付き合うとかじゃなくて婚約だからね
あなた  
う…わかってるよ…






恋バナが好きらしい同僚はあなたに詰め寄った。






あなた  
わかってるけど…
あなた  
私には…隣にいる資格がないって言うか…







司波仁の事は、幼馴染として、友人として、1人の異性として好きだ。

「結婚して欲しい」という言葉は願ったり叶ったりなのだが、、、




資格?
ファンに何か言われたとか?
あなた  
そう言うわけじゃ…






「なんであんな女が仁様の隣にいるわけ?」


「仁様を独り占めにするなんて最低!」







あなた  
…なんだろう、すごく容易に想像できる






彼のファンは過激な為、近づくのはやめよう。
そう心に誓った。










違うなら尚更どうして避けるの?
資格って?
あなた  
それは…
それは?
あなた  
…ほら!早く片付けるよ!






あからさまな話題の変え方に同僚の顔が怒りに染まっていくが、無視して仕事を再開した。









あなた  
…だって私、
あなた  
仁くんの事、見捨てたから…








ぽつりと呟いた声は、箒で床を掃く音に掻き消された。













プリ小説オーディオドラマ