第34話

安心
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2026/02/14 08:33 更新
あなた
あなたside





…真都の顔がね、ずっと頭から離れないの





あんなに辛そうに泣いてる真都…、久しぶりに見たんだ






昔の私ならさ、もっともっと早く気づいてあげられたはずなのに





あんなに霊核が傷つけられる前に、治せたはずなのに






なんでわかんなかったんだろ…






そんな後悔が心の中で渦巻く






その時、襖が叩かれる音がした
あなた
…誰?
大介
大介だよ、入っていい?
あなた
うん、いいよ
人の姿をした大介がゆっくりと襖を開けて部屋に入ってきた
あなた
どーしたの、大介
大介
…なんかね、ぎゅってして苦しい
そう言って大介は胸に手を置く
あなた
…うそ…っ、ここ座って!
すぐに、
大介
主様、待って
私が大介の胸に当てようとした手を、彼はそっと掴んだ
大介
違うよ
主様が…、あなたが苦しいから、俺も苦しいの
あなた
…え?
大介
…あなた、大丈夫だよ
そう言って頭を優しく撫でられる




なんだかとてつもない安心感があって、





手が濡れた感覚がして、自分が泣いてることに気づいた
あなた
…っう、
大介
怖かったよなぁ…
真都急に倒れちゃったもんね
あなた
…っ、わたしが…、わるいの…ぐすっ、
だって…むかしはもっと、…はやくきづけたのに…っ
あなた
わたしのせいで…っ、まい、が…ぐすっ、
大介
んーん、違うよ
あなたが傷つけたんじゃない、あなたは真都を助けたんだよ
あなた
…でも…っ、わたし、
視界が滲んで、大介の顔が見えなくなる





頭の中は真都の事でいっぱいで、






だって、真都はまだいちばん若いから、






幽要裂の症状が早く出て気づくことができた






でも…、もし、そうじゃなかったら、?







より霊力を持ってる大介や、辰哉だったら、?







…今の私じゃ気付けない…っ、
大介
…大丈夫
俺らは死なないよ?
そんな私の心を読んだかのように、大介は言った
大介
こんなに大事な人にやっと会えたんだもん
あなたがおばあちゃんになっても、ぜーったい離してやんない(笑)
あなた
…ぐすっ、
大介
早く黒螺なんてぶっ潰してさ、ずっと10人でいよう、ね?
大介がそう言って私の頭を撫でた途端、淡い7の光が現れた
大介
…あれれ、精霊様がご立腹だ〜(笑)
あなた
…焔、

「おい、大介
10人とは聞き捨てならん」




私が名前を呼んだ途端、赤い光が人の姿に変わる
大介
えへっ、ごめんって〜(笑)
あなた
…みんな、

「主、もう名はわかるだろう?
皆、主に会いたがってるんだ」
あなた
…輝夜、
白い光がより光を放って、女の人の姿になる





輝夜
「あなた様、輝夜はこうやってまた談笑できる日を心待ちにしておりました」






そう言って微笑んだ輝夜は私の頬を優しく包んだ






輝夜
「ふふ、あのころと同じ綺麗な若草色の瞳ですこと(笑)」
大介
んねっ!
やっぱちょー綺麗だよねっ!
輝夜
「ええ、それはもう(笑)
私たちの主様の瞳は日の本1…、いや、この世の中の何よりも美しいと思います」
大介
わかる〜っ!
なんかすごい盛り上がってる(笑)





その時緑色の光が私の前に現れた
あなた
…鈴羽
その途端、光は小さな妖精の姿に変わる





鈴羽
「あっるじさまぁーーーっ!
会いたかったよぉ〜っ!」
あなた
んっ、

「おい、鈴羽
そんな勢いで飛びついたら主が怪我をするだろ」






鈴羽
「だって、最近主様全然呼んでくれないんだもんっ!
鈴羽はとーっても寂しかったのに!」
あなた
ごめんね…?
鈴羽
「んふふっ、いーよ〜!
主様好きっ!」
大介
いいんだ(笑)
今度は、青い光と茶色のような光が私の近くを漂いだした
あなた
流詠るえい翠降すいこう
流詠
「主様、久しぶり」




翠降
「久しいね、主」
あなた
…ほんとに、ひさしぶり…
流詠
「ふふっ、僕も主様と沢山お話したいのになぁ
もっと沢山呼んで(笑)?」




そう言って微笑む彼は、なんだか亮平を彷彿させる





なんか2人って、似てるんだよねこういうこと







逆に翠降は落ち着いた雰囲気






どちらかというと照とか涼太みたいな







翠降
「あの頃から…1000年以上経ったんですね
なんだか信じられない思いがします」
あなた
…うん、私も
いつの間にか涙は止まっていて、心も落ち着いてきたみたい





大介やこの子達のおかげなのかな
あなた
…ふふっ、夜霧
いるんでしょ?
すると私の影から男の子がひょっこり顔を出した





夜霧
「…あるじさま、」
大介
夜霧ーー!
会いたかったよーーー!
夜霧
「だいすけくん、ふふっ、」
あなた
雷華も
黄色の光は私の前をすごい勢いで通り過ぎて、急に後ろから体重をかけられた





雷華
「主様っ!!!!
雷華主様のためなら頑張っちゃうよ〜っ!」





雷華は大介みたいに中性的な顔立ちをした雷を司る精霊






相変わらず元気だなぁ…(笑)
大介
雷華!
俺と久しぶりに遊ぼうよ!
雷華
「いーねぇっ、主様も僕たち一気に呼んでもピンピンしてるもんね!霊力安定してるし、このまま顕現してても大丈夫そう!」






「だからって主に無理させすぎるなよ…(笑)」
大介
え〜、あなたお願い!
俺、雷華と久しぶりに修行したい!
あなた
…ふふ、いいよ(笑)
みんなもここにいて?
なんか落ち着く(笑)
大介
やったー!
焔も遊ぼうよ!

「お前の遊びは戦闘だろ…」





翠降
「まぁ、いいんじゃないかい?
遊んであげなよ焔」
大介
翠降もだよ!
翠降
「…私は遠慮しておこうかな(笑)」




鈴羽
「お外行く!?」





輝夜
「鈴羽、静かになさい
霊獣様方はお休みになってる方もいらっしゃるのですから」





鈴羽
「鈴羽より大介の方がうるさいよ〜…」






流詠
「ふふっ、どちらも変わらないよ」
大介
…ぁ、あなた
苦しいのもう無くなった(笑)
あなた
…え?
大介
ふふっ、あなたも楽しいんだね
よかったぁ
輝夜
「さすが、主様の最初の霊獣様ですね」
大介
んふふっ、あなたの母上にも言われたんだよ
1番最初の霊獣は結び付きが特に強いから、主の気持ちの変化が自分にも移るって
大介
今日は特にここがぎゅってなったから
俺が行かなきゃって思って(笑)
あなた
そうだったんだ…
大介
ふふっ、だから辛かったらちゃんと言って?
俺もわかるけど、あなたが頼ってくれた方が…俺は嬉しい
あなた
…ん、わかった
雷華
「今日は遅いから遊べない?
じゃあ、雷華は主様と寝る〜」





夜霧
「でんき、すこしでいいからつけてね
僕あるじさまの影の中にいるから」
大介
…んじゃ、俺も戻ろうかな
あなた
…ぁ、
私から離れて部屋を出ていこうとする大介




その途端、何故かすごく寂しく感じた
大介
…ふふ、しょーがないなぁ(笑)
大介がくるんと回って、目の前に現れたのはしっぽの先が2つにわかれた小さな猫





そのまま布団の中に入ってきて、んなぁ〜と鳴いた






翠降
「私たちもここにいますから、ちゃんと寝てください」






色んな声でおやすみ〜って聞こえる





暖かいって思ったのを最後に、私の意識はどこかへ落ちていった





to be continue…

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