第27話

プロ声優からの演技指導
2,991
2018/10/11 04:05
この日は1日中アフレコの練習をしていました。
親や兄弟に大丈夫だよと言われてはいたのですが
さすがに心配で何度も繰り返しました。
家族は仕事で家には私1人でした。
あなた

は、はい!私も皆さんについていきます!

あなた

あ~緊張するよ~あと3日だよね、3日……
あ~!緊張する~!ヤバイ~!とりあえず練習しよ!

あなた

私は、この国を守りたい。
いつまでも国民が楽しく暮らしてゆけるように。

ガチャ
梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
ただいま~
あなた

あれ、パパ今日はお仕事なんじゃ

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
うんん、一旦終わりだよ!
また生放送があるからいかなきゃだけどねww
あなた

そっか!じゃあちょうどいいや!
私に演技指導してくれない?お願い!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
うん!もちろん大丈夫だよ!
パパまだあなたの演技見てないしね!
あなた

うん!ありがとう!やった~!
人気声優に見てもらえるんなら
完璧になれる気がする!(о^∇^о)

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
嬉しいこと言ってくれるじゃないですか~♪
じゃあとりあえずやってみて!
あなた

うん!わかった!

私も、私も役に立ちたいのです。
この国の姫として。
私は、この国を守りたい。
いつまでも国民が楽しく暮らしてゆけるように。

は、はい!私も皆さんについていきます!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
うんうん、感情ものせてるしいいと思うよ!
でも最後の『は、はい!』はもっと嬉しそうにやってみて
あなた

うん!

は、はい!!私も皆さんについていきます!!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
お~良くなった良くなった!
パパもアニメデビュー作のアフレコ見たかったな~
あなた

残念だねww

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
まぁアニメでじっくり見るとするね!
あなた

うん!ダメなところも言ってくれると助かるな

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
わかったよ!
あなた

ありがとう!(о^∇^о)
なんか久しぶりにこんなにパパと話した気がする

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
確かにね~パパずっと仕事仕事で 
あんまり会えなかったからね~
あなた

そうだね!また時間があるときに演技指導してよ!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
うん!
まぁ頑張ってね、あなた
あなた

うん、私ね、嬉しいの
夢に近づいてる気がして

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
あなたの夢って
あなた

皆と一緒にお仕事することだよ!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
そっか


夢を実現させるのは簡単な事じゃない。
夢ってよく考えてみたらあんまり叶わないんだよね。
だから皆いつでも夢を持ってる。
だからあなたは夢を実現させてね。
それが親の夢でもあるから。
あなた

ありがとう。
私頑張るから、パパ達の夢が叶うように頑張るからね!
ずっとずっと見ててね!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
うん!
あなた

wwなんか重くなっちゃったねww
さぁさぁ!続きだよ!もっともっと教えてね!

梶裕貴(かじゆうき)
梶裕貴(かじゆうき)
はい!じゃあびしばしいきますか!
父は当たり前のように毎日家にいなかったので
少し寂しくも感じていました。
しかしお仕事をすることで
父に会える時間も多くなるかもしれないと
ウキウキしていたのをよく覚えています。
まぁ、中学一年生にでもなれば
また変わってきてしまうのですが
それはまたあとのお話です。
ーーーー作者よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後まで読んでいただきありがとうございました!

私の父は仕事で本当に毎日家にいません。
帰ってきても電話をしていたり
パソコンをいじっていたり。
まぁ仕事だから仕方のないことなんですけど
やっぱり小さいときは少し寂しくてww

それがなんと、中1になってからは
逆に家にいないのが嬉しく思ってしまうんですww
父がいるだけでウザいなと思ってしまうのでww


それでは次回もお楽しみに!

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