第2話

に
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2022/03/20 09:38 更新
かたかたかたかた

定時から二時間経った今も、一つのパソコンからタイピング音が鳴り響く。
サナ
サナ
もうおわんないよぉ…。
大体何でこれをさな一人に預けるわけ⁈
ダメダメ。明日はIVEちゃんの活動方針についての重要な会議があるんだから。
新人のときが一番大事なんだから。部長のさなが頑張らなきゃ。

そうは言っても、なかなか資料作りは終わらない。
途方に暮れていたそのとき。
ツウィ
ツウィ
サーナオンニっ!
サナ
サナ
わっ!ツウィちゃん⁈
ちょっ、もう定時過ぎてるでしょ?何でここに?
ツウィ
ツウィ
サナオンニを待ってたんですよ。
けどなかなか来ないから…。
サナ
サナ
⁈///
ツウィが、さなを待ってた?
何のために?

混乱していると、ツウィがさなの腕を掴んだ。
ツウィ
ツウィ
ほら、帰りますよ?
そっちこそ定時過ぎてるじゃないですか。
サナ
サナ
あっちょ、ツウィちゃん!
明日は会議があるから資料作りをしなくちゃいけなくて…。
相談ならまた今度してくれる?ごめんね。
ツウィ
ツウィ
別に相談じゃないんですけど…。
まあいいや。私も手伝いますよ?
サナ
サナ
いやいや、悪いよ!
さな…じゃなくて私一人でやるから、ツウィちゃんは先帰ってて?
ツウィ
ツウィ
無理です。
サナ
サナ
⁈///
いつも子犬のようなツウィが、まるでサバンナで獲物を見つけた獣のような決意を込めた目をこちらに向けてきた。
うっ、そこまで言うなら…。お言葉に甘えることにしよう。
サナ
サナ
うーん…。じゃあ、ツウィちゃんはファンの年齢層と性別の割合を纏めてくれる?
ツウィ
ツウィ
分かりました!
そう言うと早速ツウィは自分のパソコンを持ち出して作業に取り掛かった。

さっきの獣ツウィが一瞬でいつもの子犬ツウィに戻り、不意にきゅんとしてしまった。
きゅんとしてしまった…?何考えてるんだろ、さな。

よく分からない感情を甘酸っぱいいちごみるくで振り払い、さなも作業に取り掛かった。
かたかた、かたかた、かたかた

さっきまでの寂しいタイピング音は二つになり、二つの音が重なり合ってまるで舞踏会でダンスを踊っているかのようだった。
ツウィ
ツウィ
終わりました〜!
サナ
サナ
えっもう⁈
私まだ終わってないや…。
ツウィ
ツウィ
へへ…。いいとこ見せたくて。
ならオンニが終わるまで待ってますね。
サナ
サナ
うぅ〜、ごめんね…。
ツウィ
ツウィ
いえいえ、全然大丈夫です!
それにオンニが作業してる顔見れるし…。
う、うーん?
最後の言葉は無かったことにして、後輩に見守られるなんて情けない…。

集中して作業しようと、思ったのに。
ツウィ
ツウィ
オンニの横顔、すごく綺麗…。
サナ
サナ
⁈///
いきなり耳元で囁かれ、脳内がパニックになる。
ツウィ
ツウィ
スタイルも良いですよね…。
締まるとこ締まってて、出るとこ出てて…。
そう言うとツウィは、さなのフェイスラインや肩から腰にかけてのラインをなぞる。

な、なにこの感覚…///
サナ
サナ
ひゃ、あ///
ツウィ
ツウィ
声も、可愛いんですね…♡
こんなの耐えられないよ!
サナ
サナ
も、もうツウィちゃん!///
邪魔しないで!///
ツウィ
ツウィ
ご、ごめんなさい…。
あ、きつく言っちゃったな…。

ツウィの無いはずの犬耳と尻尾が垂れ下がっているように見える。
サナ
サナ
あ、その、ごめんね…。
傷つけようとは思ってなかったの…。
ツウィ
ツウィ
ほんとですか⁈なら、早く作業終わらせて一緒に帰りましょ!
そう言うと一瞬でツウィが満面の笑みになった。
あれ、もしかして演技?
ツウィ
ツウィ
サナオンニ?
手、止まってますよ?
サナ
サナ
ごめん!
今終わらすから!
それでも脳内はツウィのことだらけで、なかなか作業は捗らなかった。
♤   ♤   ♤   ♤   ♤   ♤   ♤   ♤   ♤

おはようございます、みんです。
気まぐれであとがき書きます🧸
今回は初めて少しえっちなシーンを入れて見たのですが…いかがですか?
そしてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、本作はツウィ攻めサナ受けです。地雷の方は回れ右してそのまま突進してください!
ちゅさの良さが広まって欲しいものです🥺
今回のおすすめポイントは、一人称を間違える天然サナちゃんと演技する小悪魔ツウィちゃんです。
コメントハートお気に入り!待ってます🔔
次作もお楽しみに🌵

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