第19話

第18回 🖤①余白に落ちた光
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2026/01/31 03:30 更新



投稿が遅れてしまい、申し訳ございません🙇

今回のお話は少し暗めスタートです。

ちょっと嫌かも…という方は🔙よろしくお願いします



夜の風が少し冷たくて。



駅前のロータリーに立つ私の指先は、



スマホを握るたびに震えた。




📱〈本当にごめん。今日、行けなさそう…〉




たった一行のメッセージ。




そのメッセージは私の彼氏から。
















忙しいのは知ってる。



仕事に妥協しないところは最初に惹かれた部分だし、



今も大好きだ。




だけど最近は…



会う約束をしても直前でキャンセルが続いていたり



会えても数十分。



私…そんな我儘だったっけ?



そう虚しくも画面を見つめていると、



通知がもう一つ届く。




📱〈埋め合わせ、ぜったいするね〉




優しい言葉。



でも、その奥で“本当に会いたいと思ってる?”って、



言いようのない不安が疼く。


あなた
 私って重いのかな…



ぽつりと零した声は誰にも届かない。




駅前はクリスマスの飾り付けが始まっていて、



光だけがやけに眩しくて、胸の中の影だけ濃くなる。




家に帰ると、ベッドに倒れ込んだ。




不意に思い出す。




蓮が初めて「好きです」って言ってくれた日のこと。




真っ直ぐで、不器用で、でも誠実で。




あの瞬間だけは誰よりも私だけを見てくれていた。


あなた
…今の蓮は、何をみてるんだろう



こんなことを言っても困らせてしまうだけなのに__



蓮は優しいから。



きっとこんなことを言ったら



「ごめん」



と言ってしまう。



だから私は



このどうしようもない、感情の行き場を探している。



ため息だけが溶けていく最中、また通知が鳴った。



📱〈今日は本当にごめん。〉



それだけ。




彼への気持ちが途切れそうになる。




“ごめん”ばかりじゃ、わからないよ……。



——会いたいときに、蓮は私の側にいない。




——蓮もまた、私の気持ちに追いついていない。




そんな風に、少しずつ。



歯車がズレていく音がした。



スマホを胸に抱いたまま、



いつの間にか目を閉じていた。




眠りにつく直前、最後に浮かんだのは、




会いたいって言えない自分と、言ってくれない蓮。




その距離が、やけに苦しかった。





翌週


昼過ぎのカフェ。




奥側の席で待っていると、入口のベルが軽く鳴り、 



蓮が少し息を切らしながら入ってきた。



Meme.
……来てくれてありがとう。



彼は私の前に立つと、まっすぐ頭を下げた。




その姿に思わず胸がざわつく。


Meme.
こないだはごめん。
Meme.
本当にごめん。



まただ。



とりあえず、座りなよ。と促して話を変える。


Meme.
…うん



蓮は椅子に座るとテーブル越しに私を見つめてくる。




その視線が優しすぎて、逃げどころを失う。



私は今日、決めたんだ。



彼とちゃんと"向き合う"と。


次回予告…『ごめんね。』


長くなってしまいそうなので、

二度に分けさせていただきます。

続きをお楽しみに!

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