第30話

第27回 🩷/独占したい気持ちは…
389
2026/04/06 15:00 更新



休日の街。




買い物して、帰ろうとしていた帰り道。



カフェの窓から見えたのは、



笑顔で綺麗な女性と話している大介くんの姿だった。



しかも、めちゃくちゃ楽しそうに…




その人の髪に触れて、



ちょっと肩がぶつかっても気にしないくらい



距離が近くて。


あなた
(なに、あれ……)



胸の奥がチクっとして、



息が詰まりそうになった。



あなた
(友達だってわかってる。でも…)



そう自分に言い聞かせても



視線を外すことができなかった。



家に戻っても、



なんだかそっけなくなってしまって。



30分後くらいに、外から帰ってきた大介くんは



不思議そうな顔で首を傾げる。


Sakkun.
あなた、なんか怒ってる?
あなた
別に……
Sakkun.
嘘。絶対なんかあったでしょ
あなた
…ツナ〜シャチ〜



ツナシャチ「ニャーニャー」


Sakkun.
あなた
 ニャ〜かわいいねぇ



私があまりにもそっけなくするもんだから



大介くんは、黙ったままの私を見て



ゆっくり歩み寄ってきて。


Sakkun.
ねぇ、こっち見て?



って顎を持ち上げる。


Sakkun.
もしかして、今日カフェで
あなた
Sakkun.
女の子の見た目してる人と話してたの…
Sakkun.
見てたんでしょ?笑



バレてた。
でも、言えなかった。



「ヤキモチ」「嫉妬」



なんて、重いから。



けど大介くんは、ふっと笑って


Sakkun.
あなたがヤキモチ妬くとか
Sakkun.
最高にかわいいんだけど?



って言いながらぎゅうって抱きしめてきた。


あなた
…え?
Sakkun.
だってさ、俺が誰にどんな顔するかより
Sakkun.
“あなたの前でどうするか”が一番でしょ?
あなた
……
Sakkun.
……俺の全部は、あなただけのものだよ?



普段は言わないような、おもいが伝わる愛の言葉。



今は、そのおもさに少しの安心感を覚える。


あなた
でも!あんな人と
あなた
近しげに、それに笑顔で喋ってたらさ…
あなた
不安になっちゃうじゃん!



ツナシャチ「ニャーニャー」



そんなツナシャチの言葉鳴き声はまるで



「そうだそうだ!」とガヤを入れているかのよう。


Sakkun.
確かに…?



でも大介くんのその言葉に、まだ自覚のなさを感じて



言葉に言い表せない、色んな感情が湧き上がってきた。


あなた
やっぱり、大介くんも可愛くて綺麗な人がすき…?
Sakkun.
え?
あなた
だって、私より全然綺麗だったし…



『あの人と、付き合えばいいんじゃない…?』



そう言おうとしたとき


Sakkun.
あなた、何か少し勘違いしてない?
あなた
…え?



勘違い…?


Sakkun.
ごめん、ごめん!笑
Sakkun.
あいつねー男だよ!笑
あなた
…え?!



ん?!



あ、あんなに綺麗な女の人が、男の人?!



てゆーか…



じゃあ、私はずっと勘違いしてたってこと?!


Sakkun.
俺ずっと、テンション上がりすぎて
Sakkun.
友達と話過ぎてたから、てっきりあなたが
Sakkun.
怒ってると思ってたけど…
あなた
 ただの勘違いでした…



は、恥ずかしすぎる…!



私は、てっきり大介くんが



私に興味をなくしたもんだと思ってたけど…



結果は、全然違った。


Sakkun.
あはは!もー可愛い〜
あなた
Sakkun.
…あなた、こっちおいで?



…一度、消え去りたい。



そう思いながらも、大介くんの広げられた腕の中に



顔を隠すようにして収まる。


あなた
んー恥ずかしい…
あなた
それに、めっちゃ私ワガママだった…
Sakkun.
え?
Sakkun.
別に、"独占したい"って気持ちは
Sakkun.
俺からしたら、ワガママじゃないよ?
あなた
ほんと…?
Sakkun.
うん
あなた
よかった…
Sakkun.
…でも、俺もごめんね?
Sakkun.
あなたに、誤解させちゃうような事した…
あなた
…え?!いや、私が全面的にわる



…と言いかけて、目線を上げると



いつも以上に、優しい顔をした大介くん。


Sakkun.
やっと、俺の顔見た。笑
あなた
…!



私の顎を持って、静かに唇に優しく触れるキス。




それは、安心と独占欲をそっと包んでくれる



やさしい証だった。














































Sakkun.
あなた、大好きっ

     🕊️   *・゜゚・*:.。..。.:*・End・*:.。. .。.:*・゜゚・*    🕊️ 
次回予告…『並んで歩くと、いつも思う。
           ……やっぱりでかい、と。』

いつも、見てくださっている皆様。

この度は、申し訳ありませんでした🙇🏻‍♀️

インフルにかかってしまったり、

新学期の準備に追われていたり…としていたら

一ヶ月以上も、更新を行わずにいました…。

しかも、舘様の誕生日も投稿せず…

変わらずこの物語を読んでくださっている方、

本当にありがとうございます( ;∀;)

これからも、(確実に毎日とは言えませんので)

2日に1度くらいのペースで

物語の執筆を行っていきたいと思います!

リクエストをしてくださった方は、

早急に作業を行うので今しばらく、お待ちください…

これからも何卒よろしくお願い致します!

ps.進学進級・新社会人の皆様、
      おめでとう御座います! こと

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