休日の街。
買い物して、帰ろうとしていた帰り道。
カフェの窓から見えたのは、
笑顔で綺麗な女性と話している大介くんの姿だった。
しかも、めちゃくちゃ楽しそうに…
その人の髪に触れて、
ちょっと肩がぶつかっても気にしないくらい
距離が近くて。
胸の奥がチクっとして、
息が詰まりそうになった。
そう自分に言い聞かせても
視線を外すことができなかった。
家に戻っても、
なんだかそっけなくなってしまって。
30分後くらいに、外から帰ってきた大介くんは
不思議そうな顔で首を傾げる。
ツナシャチ「ニャーニャー」
私があまりにもそっけなくするもんだから
大介くんは、黙ったままの私を見て
ゆっくり歩み寄ってきて。
って顎を持ち上げる。
バレてた。 でも、言えなかった。
「ヤキモチ」「嫉妬」
なんて、重いから。
けど大介くんは、ふっと笑って
って言いながらぎゅうって抱きしめてきた。
普段は言わないような、おもいが伝わる愛の言葉。
今は、そのおもさに少しの安心感を覚える。
ツナシャチ「ニャーニャー」
そんなツナシャチの言葉はまるで
「そうだそうだ!」とガヤを入れているかのよう。
でも大介くんのその言葉に、まだ自覚のなさを感じて
言葉に言い表せない、色んな感情が湧き上がってきた。
『あの人と、付き合えばいいんじゃない…?』
そう言おうとしたとき
勘違い…?
ん?!
あ、あんなに綺麗な女の人が、男の人?!
てゆーか…
じゃあ、私はずっと勘違いしてたってこと?!
は、恥ずかしすぎる…!
私は、てっきり大介くんが
私に興味をなくしたもんだと思ってたけど…
結果は、全然違った。
…一度、消え去りたい。
そう思いながらも、大介くんの広げられた腕の中に
顔を隠すようにして収まる。
…と言いかけて、目線を上げると
いつも以上に、優しい顔をした大介くん。
私の顎を持って、静かに唇に優しく触れるキス。
それは、安心と独占欲をそっと包んでくれる
やさしい証だった。
🕊️ *・゜゚・*:.。..。.:*・End・*:.。. .。.:*・゜゚・* 🕊️
次回予告…『並んで歩くと、いつも思う。
……やっぱりでかい、と。』
いつも、見てくださっている皆様。
この度は、申し訳ありませんでした🙇🏻♀️
インフルにかかってしまったり、
新学期の準備に追われていたり…としていたら
一ヶ月以上も、更新を行わずにいました…。
しかも、舘様の誕生日も投稿せず…
変わらずこの物語を読んでくださっている方、
本当にありがとうございます( ;∀;)
これからも、(確実に毎日とは言えませんので)
2日に1度くらいのペースで
物語の執筆を行っていきたいと思います!
リクエストをしてくださった方は、
早急に作業を行うので今しばらく、お待ちください…
これからも何卒よろしくお願い致します!
ps.進学進級・新社会人の皆様、
おめでとう御座います! こと












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。