第4話

さん
3,773
2020/07/04 14:12






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『成宮あなた成宮あなた………あれ?』



橘「どうしたの?なるちゃん」



『あ、冬美ちゃん、、、いや、わたしの
名前が寮名簿に見つからないなあって思って』



橘「え?!そうなの?!
………確かにない、え、なんで?」



『いやわかんない(笑)なんでだr』



「あなたー!!!!!!!
成宮あなたーーー!!!!!!!」



『、、、』



橘「…なんか、番犬くんが叫んでるね(笑)」



『番犬って、、、ごめん、行くね(笑)』






































最初のオリエンテーションも終わり荷物を置きに


全員が男女別の寮へと戻る。はずなんだけど


寮名簿を確認したら私の名前がない。


教室内で前後の席だった冬美ちゃんと


なんで!!!!え!こわい!!!!!!!とか


思ってたら向こうの男子寮の方から一ノ瀬の


叫び声が、、、番犬って言われてるぞおい。


まあ大型犬みたいだからあながち間違いない。










































『はいはい、もーどうしたの一ノ瀬』



一ノ瀬「えっ、やだ!」



『は?』



一ノ瀬「一ノ瀬ってなんかやだ!ジロちゃん
って呼んでよ!俺もあなたって呼ぶから!」



『いや呼ばんくていいし呼ばんし』



一ノ瀬「やだ!やだやだやだやだやだ!!!」



『っあー、、、はいはいもうわかった!!!
ジロちゃん!どうしたの!何事!!』



一ノ瀬「見てこれ!!!
俺と!あなた!同室だよ!!!!!!」



『、、、ハ?』










































一ノ瀬にグイッと押され、間近で見てみる。


315、一ノ瀬次郎、本間快、成宮あなた…


っていやいやいやいやいや?!?!エッ?


男女混合ダメでしょ?不純でしょ?仮にも


私ら警察官の卵だよ?何のために寮分けてる?


え?なぜわたしだけ男子寮突っ込まれた???








































一ノ瀬「いやー!すごいな!てか本間快って
さっきの人でしょ!えーっと、メガネ!」



「メガネで悪かったな」



『あ』



一ノ瀬「わお」



本間「なんなんだお前らさっきから、自分の
部屋番号見たらさっさと部屋に、、、ん?」



『おかしいよねうんうん』



一ノ瀬「喜べ本間快!女子と同室だ!」



本間「、、、はっ????いやいやいや、
どう考えたっておかしいだろ第一、なんで
お前が男子寮にいる。女子寮あっちだろ」



『わたしが1番聞きたい』



教官「すまないねぇ、こちらのミスなんだ」



「「教官!!!」」



『え、ミスって…』



助教「お前の名が男として間違えてカウント
されていたと言うわけだ。生憎女子寮は
空室無し。おまけに男子寮より少し狭い。から
特別の異例で成宮を一ノ瀬と本間と同室にした」



『いやいやいやいやいや、、、』



一ノ瀬「ありがとうございますッ!!(直角)」



本間「、、、」



助教「一ノ瀬と本間の部屋を選んだのは教官だ。
念のために言っておくが男女の恋愛は厳禁。
もし如何わしい現場があった場合は
有無を言わざる退学となる、いいな?」



一ノ瀬「如何わしい現場って、、、」( )



『………女子寮ほんとに入れないんですか?』



教官「うーん、、、アレが出ると噂のお札が
いっぱい貼られてある部屋ならあるんだけど…」



『あ、やっぱここでいいです充分です。
ありがとうございます!さー部屋行くかあ!』









































はー、、、っうん!!!!!なんじゃこれ!!


こんな警察学校あっていいんか!!!!!!


警察学校って他もこんなもんなんか!!!!!


これから卒業するまで男子寮で過ごすの…?


超超超めんどくさい!!!!!!!!!









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