案の定、迷子になった…
………だが、後ろには道はなく木の壁が俺を見つめる様に並列していた
戻る道がないと戻りたくても戻れないじゃないですか…
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朝食も食べ終わり、長机で両手で頬杖をついて執事さんを待ってるなの。
だけど、執事さんが全然帰ってこないなの
執事さんが遅刻なんて考えられないなの…もしかして、誘拐されたなの!?
急いで玄関に向かおうとした私をエミリー先生が止めてくれたなの。はやとちりしすぎちゃったなの
ガチャッ…玄関からドアが開いた音がしたなの。早歩きで玄関に向かうなの
ドアを開けた執事さんは頭に葉っぱを乗せて体中擦り傷だらけの姿だったなの
驚きを隠し切れないエミリー先生とマーサーさん。やっぱり心配しちゃうなの
眉を下げて照れたように目を逸らす執事さんは、なんだか幼く見えて可愛いと思えたなの
お姉さんになったみたいでなんだか嬉しいなの!執事さんのUR衣装楽しみなの!
エミリー先生に治療をして貰い、自分の部屋へ疑問を浮かべながら戻る
自分の部屋に着くと、やはり埃っぽい。今度掃除しないとですね
荷物を置き終わると“ある物”に目が止まった。
なんだか、自分の身長と同じぐらいの白い布がかかった物があった。
なんだか緊張しながらもかかっている白い大きな布を思い切って取ってみる
そこには…
トルソーが着ている薔薇がイメージにされているフワッとした赤色のフィッシュテールドレスがあった。
▼トルソー
頭部・両腕・両脚、すなわち五体を除いた胴体部分のマネキン
▼フィッシュテールドレス
フロントの丈が短く、後ろが長めになっている前上がりのデザインのドレス。魚の尾びれのような形になっています。
そのドレスの胸元には一枚のメッセージカードがついていた
『溺愛の紅』
と書かれていた。
メッセージカードの裏には丁寧にあなたと書かれていて、このドレスは俺宛に間違い無さそうだった
だけれど、今の服だと木屑や葉っぱでとても執事とは言えない格好だ
このドレスも執事と言える格好じゃないけど…汚れているよりは良いの…か?
結局、試着してみてサイズはピッタリ。丈の長さも足が丁度見えるよう調整されていた。
こんな姿で初めての試合、集中出来るはずがない。
俺は、さっきドレスにかかっていた白い布をドレスの上から羽織り、衣装が見えぬよう隠した
髪型を整え自分の部屋から出ると、そこには偶然ナワーブさんがいた
ナワーブさんは俺の格好に疑問を浮かべていた
そして、礼をしてその場を立ち去った。
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あなたは焦った様子で試合の場とは真逆の方向へ走って行った。
その時、白い布の下に見えた赤色ヒラヒラを俺は見逃さなかった












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!