第197話

花の咲く庭に. JK.
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2019/03/16 12:02



それからというもの、率先して 王様 は夜番を続けた。



もう、手の届く場所にいるし


いつでも捕まえることだって出来たのに


王様はそれどころじゃなかった。


いつしか、王様はその女性が愛おしく感じていた。


いつも深くマントをつけて


怪しく光るエメラルドのペンダントをつけた小柄な女性……


その女性のなんとも言えない魅力にどんどん 王様 は惹かれた。



ある日のこと、こんな夢をみた。



👩「じょんぐく、貴方はね 失敗した子なの




🐰「………え?」



👨「お父さんもお母さんも、病死した兄のような人が欲しかったんだ。」



👨「てっきり、兄がああいう出来だったから、お前もそうなるのかと思っていたんだよ……すまないね」



🐰「お父さん……?」



👨「やめてくれ。お前のお父さんだなんて、笑わせるな。」



そう言って僕の肩を押す お父さん。



僕は強く床にぶち当たった。



🐰「いッ!!」



声にならない痛み。


👩「お父さん……もうこれ以上は……」



この時の僕はお母さんが止めてくれて良かったと思っていたんだ。


次の台詞を聞くまでは




👩「 もうこの子と同じ空間にいたくないわ 」



僕が5歳の時の話だった。



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