辰哉side💜


朝起きると翔太の腕の中だった。

あ、やばい、俺がゴソゴソしてたから翔太起きちゃった、

珍しい、起きるんだ

優しく微笑んで、そう言う翔太、

これで何人の女を落としてきたんだろ、、

考えるだけでゾッとするよ

それから着替えたり、顔洗ったり歯磨きしたり、
朝ごはん食べたりして、


色々してたらもう7時半、

きょとんってしてる翔太、
え、俺おかしなこと言った？

翔太の車があるのをすっかり忘れてた

もー、俺ったら

こういう事、色んな人にやってると思うと、、

逆に変な人に好かれないか心配になってきたわ




けど、どんな女と関係を持っても、

結局俺のとこ帰ってくると思うんだよね。



ほら、翔太って誰問わず好かれそうじゃん？

だから俺が、その疲れを癒してあげるの。


女って本当馬鹿だよね、翔太翔太って、香水塗りたくって、自分の欲が満たされたらそれで満足。

翔太の欲なんてどうでもいいって感じ、
自分が良ければなんでもいい人間ばかりだよね


だから翔太は俺だけに、欲を吐く。
俺には気を使わずに、俺だけに、
他の女とは違うの。


だから翔太も、俺にだけ優しくしてくれるの。
今日も仕事場に送ってくれるように。

翔太は俺がいないとダメなの、
俺も翔太がいないとダメかもね。





あ、そういえば、おじさんからメッセージが来てた気がする。


俺は男と、翔太は女と関係を持つ。


最近会ってなかったし、
きっと溜まりに溜まりきった欲をぶつけたいんだろう、相手によっては、酷いことしてくる人もいる、
でも、もう恐怖すら湧かない。

せっかく翔太が、腰を温めてくれたのに、

何かあったら、きっと翔太が、守ってくれるはずだから、そう勝手に信じてる。

バカみたいかな？おかしいかな、
けど翔太なら守ってくれるって、何故かそう期待してしまう。


今日は、帰ってこれそうにないね。
あのおじさん、乱暴なんだよなぁ、、
ま、お金くれるし、いいか、

そう言って、携帯を奪われた、まぁ別にいいんだけどね

翔太はおもしれーとか言ってるけど、
全然おもしろくないよ？！

お金くれるのはいいけどさ、

ははって翔太は笑ってるけどさぁ、、

まぁいいや、翔太も人のこと言えないけどねなんて言い捨てて、

翔太の車に乗り込んだ

我儘を言えば、おじさんとは関係を切りたいけど、、

今の保育園の給料だけじゃ、ちょっときついんだよね、。

悪戯げに笑う翔太。

全員翔太みたいな性格だったらいいのに、

気がつけばいつものコンビニ。

そう言って翔太と分かれて、

保育園まで歩いた。

園に着くと既に阿部ちゃんがいた

相変わらずの顔面の良さよ、朝から眩しい、

ほかの先生達も来て、会議が始まった。

お！来ました期待の新人さん！

おぉー！男の人だ！背高！足長！モデルみたいな人だな

これはお母さんからの人気やばいだろうな

まさかの俺のクラス！？

会議が終わり、1日のスケジュールを確認し
ラウールくんを連れて、教室まで向かった。