第3話

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2020/03/11 12:40 更新
あなたside
『エコノミークラス』
貴族とはかけ離れている普通の生徒が、学校生活を共にする教室。
でも、この教室にいる生徒は皆、自分にしかない輝かしい何かを持っていた。

驚くのは、エコノミークラスは学年が関係ないということ。ひとつのクラスに1年生から3年生までの生徒が、ごちゃごちゃに混ざって入っている。
結城理一先生
結城理一先生
転校生だ。皆仲良くしてやってくれ。
椎野(なまえ)
椎野あなた
椎野あなたです。よろしくお願いします。
パチパチパチ
鳴り響く拍手。

教室を見渡す限り、輝く生徒ばかりだ。

ふと、明らかに目立つ赤髪に目が止まる。
結城理一先生
結城理一先生
どうした?緊張しているのか?
椎野(なまえ)
椎野あなた
い、いえ…。
さっきの『王子』の1人だ。
手を差し伸べられた時のことを思い出す。

整った綺麗な顔に澄んだ瞳。
吸い込まれそうなほどの魅力が彼にはあった。
結城理一先生
結城理一先生
じゃあ、えーっと…椎野の席は、あそこだ。
先生が指す指の向こうには、彼の姿があった。
指示を受けた、後ろから2番目の席。
その隣には、赤髪の彼が座っていた。
椎野(なまえ)
椎野あなた
(なんでよりによって…)
恐る恐る、椅子に腰掛ける。
ふと、隣を見ると彼は頬杖をついて外の景色を見ていた。
椎野(なまえ)
椎野あなた
よ、よろしくお願いします。
さ、さっきは…
天堂光輝
天堂光輝
あーーっ!!
椎野(なまえ)
椎野あなた
…へ?
彼の大きな声で、周りの生徒がこちらに注目する。
結城理一先生
結城理一先生
そこー、うるさいぞ。
天堂光輝
天堂光輝
す、すみません…。
彼は頭を掻きながら謝る素振りを見せた。

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