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第1話

龍に出会った少年
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2026/03/03 21:00 更新
「出たぁーーーーー!〇〇だぁーーー!」
一人の少年が取り残された。上を見ると大きな龍が少年の顔をのぞいている。だけど少年は怖がらずにじっと見てる。
遠くで母親が泣き叫んでいる。少年は一歩一歩歩き始めていった。龍は何かを無言で少年に渡す。少年はコクリと頷くと龍は姿を消してしまった。

その大きな妖怪が現れてから何年経つだろう。二、三歳だった少年はいつの間にか5年生になっている。だけどその少年は今も龍のことについて調べている。そんな彼の名前は片桐直助と言う。これはそんな少年の物語。

20xx年 7月21日
片桐直助
片桐直助
今日から夏休みかぁ~。
夏休みの自由研究は今年も妖怪にしようかな。
笹本瀬奈
笹本瀬奈
ねぇ。
同じクラスの笹本瀬奈だ。彼女には大きな秘密がある。
笹本瀬奈
笹本瀬奈
今年の自由研究も妖怪にするの?
そろそろ変えたら?
片桐直助
片桐直助
いや、今年こそあの龍のことについて調べたい。
あの龍の正体を知りたいんだ。
大荷物を抱えながら熱弁する直助に対して、瀬奈はただ呆れるばかり。
笹本瀬奈
笹本瀬奈
その妖怪の話ってさ、作り話じゃないの?
なんか信じれないし、そもそも本当にいるかもわからない。
そいつらを探そうとしてるの?
片桐直助
片桐直助
…そうかも知れない。
笹本瀬奈
笹本瀬奈
そもそも探すって…頭がおかしいの?
こっちは直助のことがしんp…
片桐直助
片桐直助
(話を遮って)
心配しなくていい。これはオレだけでもできると思う。
先生
先生
こ~ら、こんな時間まで校門に居てはいけませんよ。
片桐直助
片桐直助
は~い
笹本瀬奈
笹本瀬奈
はい!
何故そほどまで直助は龍の妖怪を探しているのか?
それはその龍が渡したものにある。
龍が渡したもの。それは直助の強い霊感。とても強い霊感が彼の秘密の武器だ。もし、その霊感があれば幽霊を見つけるのはすごく簡単になる。だけど死者の声を聞くことにもなる。だけどそれに慣れている直助だからこそ、言い切れるのだと思う。
だけれど、直助は小学生。いったい何をしでかすかわからない。直助は記憶を頼りに森の中へ入っていく。でもその森が神隠しの森と言われていることは彼も知らなかった。
薄暗い森の中。直助は歩き進めるうちに帰り方が分からなくなってしまった。
片桐直助
片桐直助
ここは?今どこにいる?ヤバい…オレ、迷子になった?地図も見えないし、どうしよう…。
直助がパニックになった瞬間突然、心が何故か温かくなったのではありませんか…。そしてまばたきをすると、大きな不思議な生き物に乗っていました。
バク
バク
わらわは、バク。あなたを助けに来ました。あなたの両親も友達も心配していますよ。さあ降りたら早く行きなさい。
片桐直助
片桐直助
ば、バク…?本当に実在したの?
誰かに呼ばれたりしました?
バク
バク
相棒の笹本瀬奈ちゃんが私を召喚したの。
片桐直助
片桐直助
(回想)
心配しなくていい。これはオレだけでもできると思う。
片桐直助
片桐直助
…やっぱり、協力も必要だったな。
バク
バク
じゃあ、瀬奈ちゃん二協力してもらったら?あの子、ぬらりひょんの力を持っているの。いつでも妖怪を召喚することができるのよ。
戻ってきた直助を見て両親は「よかった」と泣き叫び、瀬奈は安心のあまり涙がポロポロと流れ、直助の手を握った。
笹本瀬奈
笹本瀬奈
(泣きながら)
その自由研究、私も手伝うから。だから…私達にも頼って…。
その様子を見ていた直助も涙が流れ、その場に泣き崩れました。
やっと泣き止み直助は辺りを見回したら、さっきまでいたバクがいない。
片桐直助
片桐直助
きっとあのバク、元の世界に戻ったのかな…。
そう思った直助だけど、その思いは一瞬で消えました。なぜなら次の日、瀬奈を見かけた直助は絶句しました。瀬奈の後ろにあのバクがついていたからです。
片桐直助
片桐直助
確かに相棒と入ったけど…。
ほかの意味かと思った…。
この物語はまだ始まったばっかりだ。直助、瀬奈、そしてバク。この二人と一頭は一体どうなるのか?また次回もお楽しみにー!

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