…ビンゴ、というところだった。
俺らの目の前には、不自然な窓があって。
…その奥で、血を流している魔族と…シナンジュと思われる赤い髪の男がいた。
ぼそり、とユウナが呟く。
そりゃそうだ、だってあんな優しい人格なんだし。
…
驚いた表情で俺を見た。
信じられないんだろな…と思いながら、ユウナに二重人格である根拠を耳もとでボソボソと呟く。
ユウナは、まだ信じがたいという表情をしていた。
…と同時に、受け入れるべき事実だ、と悟ってもいた。
俺は、そこで意識が途絶えた。
アクトを刺したのは…
紫色の女だった
私は、目を細め、シナンジュを恨んだ。
流石に頭にきた。
…でも。
…こんな能力使いたくない…。
能力が使えなければまともに戦えもしない。
けど、能力を使いたくない。
…………この能力は封印すると決めたんだ。
でも…でも。
いきなり殴られた。
…コイツ敵だよな?((
なんか助言してるようにしか聞こえないんだけど()
…あー、もうどーなってもしーらね!!!((
…と、私は眼帯をぶちっと切って…
…ダークエルフとしての“姿”を見せつけた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。