会場にもかなり人が増えて、
いよいよ一つ目のメインイベントである
見習い執事のお披露目会が始まった。
『2番の子イケメン!』
拓哉「あなたちゃんは廉くんがタイプかぁ笑」
道枝「俺は5番が気になるね」
長尾「目黒くんは今年のルーキーNO.1だって!」
流星「きょろちゃん、僕お腹すいたぁ」
恭平「お前興味ゼロだな」
お披露目会は順調に進められて
見習い執事くんたちは紹介されたあと
各自一言ずつ挨拶をして降壇した。
『モモちゃん誰が良かった?』
モモ「ろくばん」
拓哉「6番って…紫耀くん?」
道枝「へぇ~なんで?」
モモ「ばかそう」
全員「(3才に見抜かれてる…)」
無事にお披露目会が終了すると
午後のランク決定式までの準備時間になった。
現役の執事たちはこのタイミングで
各々自分が作った衣装を準備するために控え室へ向かった。
健「勝利が♠になれますよーに」
『恭平が降格しますよーに』
流星「あなたちゃんひっどーい(笑)
僕は長尾ちゃんがダブルになれるようにお祈りしてるよ♡」
『拓哉くんと長尾ちゃんと大ちゃんは応援してる』
道枝「恭平可哀想だな~笑」
モモ「あなた、きょーへキライ?」
道枝「モモちゃんこれはツンデレって言うの」
モモ「つん…で?」
『駿くん変な事吹き込まないで』
だって風磨って私の家に来た時から♠だったからさ、
応援のしようがないじゃん。
しばらくすると会場にアナウンスが入って、
私たちも着替えるために控え室へ向かった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。