第28話

私の執事品評会2
2,110
2020/05/12 17:24






執事品評会、当日。




ホテルにつくとホテルマンが出迎えてくれて

上着を預けると会場へと案内してくれた。





『あー…お腹すいた』

恭平「だから少し食えって言ったじゃん」




ランク決定式のドレスコード披露には

主人の私が恭平の作ったドレスを着て

ステージに立たないといけないから、

昨日の夜から水しか飲んでない。












「見て見て!恭平様よ!」


「キャ~♡かっこいい~♡」





私と恭平が会場に着くと、すでに多くの

富豪や大企業の金持ち集団がいて

お嬢様軍団は恭平を見てこの有様。





『…あーもう恭平あっち行ってくんない?』

恭平「無理。」





毎年これだからもう慣れてるけどさぁ

恭平のどこにキャー要素があるのかねぇ?

そこで騒いでるお嬢さんたちの

おつむを覗いてみたいもんだ







道枝「あ、やっと来た」

流星「あなたちゃん~~!」





会場の奥へ行くと駿くんと流星がいて

流星がこっちこっち!って私と恭平を促した。





『あれ、youたちの執事は?』

流星「拓哉くんと謙杜は後輩に会いに行ってるの!」

道枝「今日来てる見習い執事くんたち
結構優秀なのが揃ってるらしいね?」

恭平「へぇ、楽しみだね」





恭平はランクとかそういうのには全く興味がないけど、

後輩のことは結構気になるらしい。








「あなた~」

『ん?…あ!モモちゃん!』




足元に駆け寄ってきたこの小さい女の子は
モモちゃんって子で、まだ3才なのに
資産10億を超える大富豪のお嬢様。




モモ「だっこ~」

『おいで~♡』




モモちゃんとはこの品評会で出会って以来
懐いてくれてて、とっても仲良しなんだよね♪





「あなたちゃんと恭平、久しぶり」

『だいちゃん久しぶり!!』

恭平「んっ、大吾」





黒髪ですらっとしたこのイケメンくんは

モモちゃんの執事の大吾くん。


恭平とは養成所の同期で、よく一緒にいたらしい。





大吾「モモはほんとあなたちゃん好きだね」

モモ「うん」

『あー可愛い、お嫁に欲しい』

恭平「モモが可哀想」

『ちょっとそれどういう意味』





きょとんとした顔で私を見つめるモモちゃん。

モモちゃんは感情をあまり表に出さない子で

周りからしたらちょっと不思議ちゃん。




でも恭平曰く、私も昔はそんな感じの子だったらしい。

だからかな、何となく私はモモちゃんと

意思疎通が出来てる気がするんだよね。





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