第5話

⚠︎4
36
2023/09/10 16:35 更新
あなた
大、先生……!
大先生
久しぶりやね、あなたちゃん
あなた
なんで…ここに……なんで…
大先生
落ち着いて
落ち着いて……?
落ち着けるわけないじゃん!!!
なんでいるのよ……!ここは不適合者以外来れない場所じゃないの!?
大先生
大丈夫?
心配そうな顔をした大先生が私に近づいてくる。
あなた
いや!!来ないでッ!!!
大先生
……なぁ、あなたちゃん
あなた
な、なに
大先生
そんな泣きそうな顔せんといてや
するに決まってるでしょう?会いたかった人に会えたんだから。
あなた
会いたかった……
大先生
俺もやで
いつも通り頼りない笑顔をした後、端に移動して何かをあさり始めた。
大先生
あなたちゃんはナイフ?銃?
あなた
え……?
大先生
ここは、どっちかが死なんといかんのやろ?
あなた
そ、だけど
初めてここに来た時でも、初めてゲームに参加した時もこんな気持ちになったことない。


ー殺したくない


ー逃げ出したい


ー怖い
大先生
俺を殺しなよ
あなた
なに、いってるの
大先生
だから俺を殺しなって
あなた
意味わかんない!!なんで、命をそんな簡単に……!
大先生
簡単ちゃうよ
ただ俺ってさ、クズやん?
大先生
何をやっても失敗するし、トントンに迷惑かけるし?
……こんな無能が生きる必要ないやろ?
あなた
ゃ……ぁ…
声を出したいのに、出ない。
無能じゃないよって、そんな事言わないでって言いたいのに…。
大先生
ほら、これ持って
あなた
い、や、、
大先生
仕方ないな〜
そう言って私の手を掴み、短銃を無理やり握らせる。
大先生
しっかり持ってな
んで、ここをちゃんと狙うんやで?
自分の頭…こめかみ辺りをトントンと叩く。
持った短銃を落としたいけど、手が持ったまま動かない。
大先生
俺が手伝ってあげるわ
銃口を自分の頭に当て、手を重ねて


引き金を引いた______。
大先生
そう、これでええんよ
大先生
みんなあなたちゃんに会いたがっとったから……ぜったい…あ……
あなた
あ……あ、ぅ……
殺した……。仲間を、自分の手で殺めててしまった。
あなた
うぁぁぁぁああああああ!!!!!
視界の隅に見える監視者の嘲笑う顔と見下している態度。こうなることをわかっていたんだ。
特別というのは、ゲームの仕様だったんだ!

そう思うとだんだんムカついてきて…睨みながら、
あなた
ひどい……!!
絶対っ、絶対に許さない!!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈🎮

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