司波仁Side
研究員のそんな言葉に、今まで無反応だった少女は反応した
瞬時に理解した
0731…………それはこの少女のことなのだと
少女は瞼を開くと、俺達を見回した後、研究員達に一言言った
そして、目の前にいた恵美まどかを見て攻撃を仕掛けた
咄嗟に恵美まどかの記録者、踏分誠一が飛び出して腕を引っ張った為、攻撃を受けることはなかった
だが、少女は休みを与えず攻撃を続けた
瑠衣がそう言ったとき、研究員の1人が嘲笑うかのように言った
その言葉を聞き、俺は怒りを覚えた
だが、それは俺だけじゃなかったようだ
だが、少女はその言葉を聞いてもなんの反応も示さない
ということは……
恵美まどかも、俺と同じことを考えたようだ
その言葉を聞き、瑠衣が更に怒ったようだった