第2話

2話 「悩み事」
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2026/02/23 00:55 更新
難しいですね、、






2









先週の体験入部、楽しかったな。


クラスには馴染めなくてもいいか、そう思えた。





…でも、やっぱり、俺のことを気に入らない人は居るらしい。


一昨日、下駄箱に枯葉つめられてた。
あー、気分が下がる。






でも、こんなのはまだ良い方だった。



…今日は、俺の机が廊下においやられてた。

大体誰がやってるかはクラスに居れば分かる。


直接言えばいいのに、俺が居ない時にしかこういうことができないの、可哀想な人たちだな。



そうやって強がってるけど、実際は悲しい。



話せる友達も居ない……って一瞬思ったけど、先輩が居る、

部活の時は流石に集中したい。
帰り、一緒に帰れないか誘ってみようかな…








💛「何すれば良いですかね、?」


🩷「とりあえず、流行りの曲のギターの楽譜をもっと読めるようにして、押さえる所も覚えようか。」


💛「は、はい!」


なんだか大変そう…


🩷「小さな恋のうた、弾いてみようか。 まず、指はこうして…」


わ、近い…//
勇斗先輩の手、でか…

なんか心臓がうるさい。先輩には聞こえてませんように…


🩷「…それでジャーンって鳴らしてみて。」


💛「は、はい! 〜♪ 」


🩷「おー、良いんじゃない?じゃあ次のとこ!」


これ、部活終わるまでするの……?
顔、絶対赤くなってる…

けど、楽しい。楽しくて仕方がない。
いじめとか、忘れられる。


💛「……楽しい」


🩷「えっ?」


💛「あぁ、えっと……」


🩷「あ、いや、仁人がそう言ってくれるの、めっちゃ嬉しいんだわ、笑」


そうやって言ってくれるの勇斗先輩しか居ないよ…
俺も嬉しくなるじゃんか。


💙「そこー、イチャイチャしないのー」


🩷💛「「はっ!?」」


🩷「い、いやイチャイチャなんてしてないし、!!」


💛「そ、そうですよ!!変なこと言うの…やめてください…!//」


💙「そう言う割には仁ちゃん、照れてるけど笑」


え、や、やばい
勇斗先輩にこんな姿見られたくない、


🩷「……可愛い、仁人 」


俺にしか聞こえない声で言ってくる。
何それ、ずるい。


もう耐えられない、ここから逃げ出したい……

そう思っていたら、チャイムが鳴った。


あ、もう終わりか。

あ、そういえば勇斗先輩を誘うんだった……。
こんなんで誘えるかな、


💛「…あ、あの…勇斗先輩……」


🩷「?なに?もうちょっとだけギターやりたかった?」


💛「あ、いや、違くて……その……いや違くはないけど、その……」


🩷「いいよ、ゆっくりで。」


💛「あの……もしよかったら、今日俺と一緒に帰りませんか…? 少し話したいことがあって、」


🩷「うん、いいよ。 なんでも話して。」


💛「ありがとうございます!正 門で待ってます」


🩷「うん、じゃ、また」






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







仁人ともうちょっと距離を縮めるためには…
まず、朝何時に登校してくるか、だな


そう思って、俺はいつもより早く登校した。

1年生の玄関に向かい、仁人の下駄箱を確認する。
少し遠くから見ていると、数人の男子生徒が仁人の下駄箱で何かをしている。


勝手に何してんの……?


その人達が居なくなってから、下駄箱を見てみると、見たくなかった光景だった。


あぁ、後ろ姿しか見えなかった。
悔しい。

絶対に、誰がやったのか突き止めてやる。



仁人のことは見れる範囲でずっと目に追っていた。

あんま楽しそうじゃないかも。
部活で沢山楽しませたい。





🩷「……まず指はこうして…」


あ、無意識に距離が近くなっちゃった。

やばい、自分が勝手にやったことなのにめっちゃ心臓バクバクしてる。

仁人は……
あ、顔がちょっと赤くなっちゃってる。

ごめんねぇ…びっくりさせちゃった。


💛「……楽しい」


仁人から、しかもガチっぽい感じで言われたら、めっちゃ嬉しい…。

にやーっとしていたら、ガヤが入った。


💙「そこー、イチャイチャしないのー」


はぁ!?ってなった。
仁人とハモった笑

けど、そう言われて照れたのか、仁人、また顔が赤くなっていた。

仁人にだけ聞こえる声で「可愛い」と言ったら、なんか俺が悪いみたいな表情してきた。

え、そんなに?




部活の終わりのチャイムが鳴った。
柔太朗や太智たちはすぐ帰っていった。
いや、俺誘えよ。

そう思っていると、仁人が何か言いたそうにしていた。


💛「もしよかったら、今日俺と一緒に帰りませんか……?」


仁人から誘われてしまった。
話ってなんだろ。

部活のことかな?
あ…あいつらのことかな……?

そう思いながら、俺は急いで正門に向かった。




🩷「おまたせ、どうした?」


💛「……えっと…」


🩷「……仁人って、今嫌な思いしてない?」


💛「えっ?」


🩷「あ……ごめん、一昨日の朝、1年生の玄関見たら数人の男子生徒が仁人の下駄箱に枯葉入れてるの見て… 今日話したかったの、これ?」


💛「そうです、。知ってたんですね…。俺、先輩以外に友達居なくて、相談する相手居なくて…」


俺に頼ってくれた。嬉しいなー。


🩷「そっか。で、それ以外になんかされた?」


💛「……廊下に机おいやられてたりしました。」


は?
それは違くないか。
今めちゃくちゃあいつらに腹が立っている。


🩷「なにそれ。意味わかんねぇし。ねぇ、仁人はなんか言わないの?そいつらに」


💛「なんか言ったらまた酷くなるかな…って怖くて」


🩷「……そっか。なら、俺が直接言う。」


2年のくせに、とか言われても、仁人を救えればそれでいい。


💛「ぇ…良いんですか?💦」


🩷「うん。仁人に嫌な思いしてほしくないよ。」


💛「ありがとうございます、泣」


両手で顔を隠した。
泣いてるの、バレてるよ。

それが可愛くて、手で仁人の頭を撫でた。



早速、明日1年生の所に行って、あいつらを懲らしめてやる。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈






まだかな〜と思っていると、勇斗先輩の走り姿が見えた。

走ってるところもイケメンすぎる。


早速話そう、そう思ったけど、言葉が詰まる。


詰まっていると、勇斗先輩から、
「嫌な思いしてない?」
と、言われた。

なんで知ってるんだろ…って思っていたら、説明してくれた。

なんで1年生玄関を見てたんだろ?
って思ってしまった。


🩷「そっか。なら、俺が直接言う。」


そう先輩が言ってくれた時、心強いなぁと思った。


俺が泣いちゃって顔を隠していると、頭を撫でられたような気がした。



先輩、そういうこと普通にしちゃうんだ。





…俺以外にも、やってるのかな、そういうこと。

ちょっとモヤッとした気持ちが生まれたのはなんでだろう…。





でも、ずっと俺の先輩で居て欲しい。

今はまだ、そういう思いしか浮かばなかった。

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