私は今自分の部屋にいる
そして
なんでこんなことになっているかと言うと数十分前に遡る
会議中
それなら雇えよとは思うが
そこにはそれなりの理由がある、と言うか察せる
そう言ってチラッと横に目線を移す
おぉ、怒涛の3連発
と言うかそんなこと言われましても
メイドさーん
あなたたち何したんですか?
ちょっとまてそれはひどい
いや、流石に…
流石に……
ほぼねぇわ
そう、ここに来てから一回も掃除をしているメイドをみていない
ほとんど見かけない
その言葉に全員が言葉を詰まらせる
本当は対処法なんてわかっているのだが
仕事をサボって幹部に言い寄ろうとする輩が増えるだけなので嫌なのだ
わかってる、嫌なんだな
でもここは我慢するしかない
その後も会議は続き誰をメイドとして迎えるかを決めた
そこまではよかったのだが…
いざ幹部達を前にすると
えっっっぐ
するとグルッペンさんがコソッと話しかけてきた
だが仕方ないだろうこの前はこんなんじゃなかったし
そして何よりも
あ、舌打ちした()
そう、私への嫉妬の視線が痛い
あ、シャオさん笑うなっ!
⚠️コレは目で会話しています
そしてメイドの仕事が始まったは良いのだが
ドンッ
とか
とか
などとほぼイジメ
そして誰が指示したかは知らないが冒頭に戻る
コイツの手にはリムルから貰った抗魔の面
お守りに、とリムルとは違う似たデザインの物を作ってくれたのだ
そこから一回も壊さず大切にしてきた物
ダメだコイツ日本語が通じない
しょうがないか馬鹿なんだ
あー殴りてぇ
その気持ちを抑えつつある仕掛けをする
その言葉にキレたのか急に口調が荒くなる
怒鳴り散らすメイド
なんか昔を思い出す
そう、言い放って面を地面に叩きつけた
が
そりゃそうだろ魔王様の魔法付きだぞそれ
そう、リムルは相当私のこと心配していたのか防御力が上がる魔法をかけていた
つまりはバフだ
そう言って殴りかかろうとしてきた
その時
バゴォーン
とドアが開いたというか吹き飛んでそのメイドに直撃
そして部屋の入り口にいたのは
らっだぁさんだった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!