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小説
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二口が部活に来なくなる
１４
時が経つのは速くて、俺は２年生、茂庭さん、鎌先さん、笹谷さんは３年生になった
ご飯も少しずつ食べれるようになった
でも…そろそろ部活に行かないと、怖いけど
二口、部活に行こう？
……はい
俺は、先輩たちと体育館に向かった
体育館に入るとみんなが見てきて怖くなった
でも、青根、女川、小原は近づいてきた
大丈夫か？二口
え？
部活に来れなかった理由を知ってるのは、俺と青根と小原だけだから
あと、監督も知ってる
よかった……
二口、今日ね一年生が入部してくるんだ
もうすぐ来るから、青根たちといてくれる？
茂庭さんが言ってたとおり、一年生が来た
自己紹介は一年生から
黄金川貫至です、よろしくお願いします
作並浩輔です、よろしくお願いします
吹上仁悟です、よろしくお願いします
次は、２年生
青根高伸、よろしく
二口堅治です、よろしくお願いします
小原豊です、よろしく
女川太郎です、よろしく
次は、３年生
鎌先靖志だ、よろしくな！
茂庭要です、よろしくね
笹谷武仁だ、よろしく
次は、監督
追分拓朗、監督だ
みんなの自己紹介が終わって、みんなが一年生のところに行くと、３年生が俺だけに聞こえるように言った
ずっと部活に来なかったくせに、今頃来て何がしたいんだよ
てか、部活辞めたんじゃないの？
あれだろ、やっぱりバレーやりたいから戻ってきたんだろ
こいつ、体育館入るとき、怖がってなかったか？
俺らのことを見て怖がってたな
怖いなら、なんで戻ってきたんだよ
戻ってこなくてよかったのに
戻ってきても、俺らは迷惑なんだよ
そういやこいつ、入部してきたときも思ったけど、細すぎでしょwww
その体でバレー出来るの？
…………っ
俺は、３年生の人たちの話を聞きたくなくて、体育館から出て屋上に向かった
