nk「 … 勝者 あなた 。 」
そんな声が響いた頃には、もう炎は消えていて。
自分で回復したであろうスマイルさんも、
その場に座っていた。
ガソリンで燃やしてしまったから、
絶対に痛かったはず…!
謝らなきゃ、と思って焦ってスマイルさんの元へ走った。
『 すみません … !!
ガソリンなんかで … ! っていひゃ、 』
目の前には、笑って私の頬をつまんでいる
スマイルさんがいた。
sm side
あなたが出した炎は
優しくて、暖かい、誰も傷付けない炎だった。
だから、何も怪我してなかったし、
痛みなんて一つも無かった。
けど、俺が負けたのは、その優しさだったから。
だから、ボタンを押した。
強くて、でも優しくて、
何で嫌っていたのか分からなかった。
嫌悪感だけが燃やされた炎は、直ぐに消え去って。
ごめんなさい、なんて言って謝る彼女は、
とても可愛らしかった。
…気付けば、つい彼女に触れてしまっていた。
sm『 熱かった。 』
「 ご、ごめんなさい … !!
その、勢いでガソリン出してしまって … ! 」
少し怯えるように謝る彼女を見ていると、
今までの事が、鮮明に思い出される様で。
…ごめん、なんて言葉は、もう遅いだろうか。
sm『 … 別に。 嘘 。 全然熱くも痛くもなかったから。
謝るの禁止 … あと敬語も 。 』
「 … ぇ、? は、うん、。 わ、かった、? 」
sm『 なんで疑問形なんだよ … w 』
「 だっ … 急、すぎて … 、 」
焦ったように戸惑う彼女は、
本当に可愛らしかった。
…もっと早く、気付けてれば良かったのに。
これは乙女ゲーで言う3人(br,kn,sm)攻略完了状態ですね 🫣🫣
ちなみに着々とendに向かってます、あと3人…😌
あ、まだあと何話もあるのであしからず。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。