第34話

🛡×34
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2025/04/18 09:00 更新
nk「  …  勝者  あなた  。  」

















そんな声が響いた頃には、もう炎は消えていて。

自分で回復したであろうスマイルさんも、
その場に座っていた。


ガソリンで燃やしてしまったから、
絶対に痛かったはず…!

謝らなきゃ、と思って焦ってスマイルさんの元へ走った。

















『  すみません  …  !!  
ガソリンなんかで … ! っていひゃ、 』

















目の前には、笑って私の頬をつまんでいる
スマイルさんがいた。


sm side
あなたが出した炎は
優しくて、暖かい、誰も傷付けない炎だった。

だから、何も怪我してなかったし、
痛みなんて一つも無かった。


けど、俺が負けたのは、その優しさだったから。

だから、ボタンを押した。



強くて、でも優しくて、
何で嫌っていたのか分からなかった。


嫌悪感だけが燃やされた炎は、直ぐに消え去って。



ごめんなさい、なんて言って謝る彼女は、
とても可愛らしかった。

…気付けば、つい彼女に触れてしまっていた。

















sm『  熱かった。  』

「 ご、ごめんなさい … !!
その、勢いでガソリン出してしまって … ! 」

















少し怯えるように謝る彼女を見ていると、
今までの事が、鮮明に思い出される様で。

…ごめん、なんて言葉は、もう遅いだろうか。

















sm『  …  別に。  嘘  。  全然熱くも痛くもなかったから。
謝るの禁止 … あと敬語も 。 』

「 … ぇ、? は、うん、。 わ、かった、? 」

sm『 なんで疑問形なんだよ … w 』

「 だっ … 急、すぎて … 、 」

















焦ったように戸惑う彼女は、
本当に可愛らしかった。

…もっと早く、気付けてれば良かったのに。
これは乙女ゲーで言う3人(br,kn,sm)攻略完了状態ですね 🫣🫣
ちなみに着々とendに向かってます、あと3人…😌
あ、まだあと何話もあるのであしからず。

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