敬語も、名前も、全部。
認められた。私の努力が。
それだけで、胸がいっぱいになって。
認めてくれた。無駄じゃなかった。
だから──────────
私はもっと、同じ土俵に立てるように。
Broooockと、肩を並べて戦えるように。
強くならなきゃ。
きんときと話をしていると、
もう次の試合に移り変わる所だった。
kn「 頑張ってきて。 」
『 … うん … ! 』
にこ、という彼の笑みが私に向けられているものだ
ということが、途轍もなく嬉しい。
nk「 次は…えーっとあなたとスマイルだね
じゃあ戦闘…開始 ! 」
と、笛の音が響くと、
直ぐにスマイルさんは詠唱を始めた。
sm「 召喚 」
『 、風 … ! 』
スマイルさんは、狼を召喚しているみたいだった。
そこで、 どうにか魔力を分散できないかな、と思って
風魔法を発動させた。
…これは “ 基礎魔法 ” だ。
対抗できるか分からない、弱いもの。
でも、上手くいく事を祈って、きゅ、と手を握りしめる。
sm「 ッは、なんで … ? 」
『 … 水 』
大きな水の塊を、スマイルさんを目掛けて放つ。
…その水はスマイルさんに的中し、
スマイルさんは噎せていた
それもそうだろう────────
sm「 なに ッ これ、ゲホッ
巫山戯て ────── 」
『 火 』
だって、それは
“ ガソリン ” だから。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。