前の話
一覧へ
次の話

第2話

2話
68
2018/08/31 09:24
2、転入生


「おい、おきろー」
うぅ、何?誰か読んでる
ゆっくり望が目を開けると目の前には鳳の顔が
「うわーーぁ!」
「そんな驚かなるてもいいでしょ」
慌て時計を見ると7時だった。
「早くご飯食べて着替えろ」
「は、はい」
学校には8時までに到着しなければならない。
学校まで車で30分、手続きで早く学校に行かなければならないのだ。
30分後、2人は出発する準備をした。
(…これでいいのか、もう着ることはないと思っていたけどな)
トントン、とノックする音が聞こえた。
「はい」
入ってきたのは、鳳だった。
「ちゃんと着たか?」
「はい、今日は指輪をつける予定です!」
そう話していた時、望は気づいた。
「鳳様は、付けないんですか?」
そう言うと鳳が、ハッとしたように言った。
「私は色々調べるから隠してるんだよ。」
ほらっ、と鳳がネックレスを見せた。
そして数分後…
「鳳様どうぞ、」

「ありがとう、望も乗れ」
2人は車に乗り移動し始めた。
小さな声で、
「緊張してる?」
「い、いや緊張はしていないけど初めての任務だから」
鳳は望のことは少し聞いていた。
両親は闇に所属していたが、任務で亡くなったのだど、それからはずっと1人で暮らしていたのだと、そう考えていると、
「着きました。」
とうとう学校についたのだ。

ガチャ、どうぞ、


※※※※※※


「おい聞いたか。」
「何を」
「転校生来るらしいぜ、それもイケメンと美女」
のんきに喋っていたのは、たける。
こう見えても会社を持っていて次期社長なのだ。
「皆ー、席につきなさい。
転校生を紹介する。」
ガラッ、
「桜米 鳳です」
「桜米 望です。よろしくお願いします」
そして中休みの時間には、
「おい、1年のあの子可愛いな」
「たしかに」など色々な声が聞こえる中、
「桜米の2人兄弟?似てないよね」
「確かに怪しいよね。貧乏だったりして」など、声が上がっていた。
その頃、教室では、
「桜米さん、初めまして、私は 原 心愛です!!よろしくね」
「よろしく」
心愛は、愛嬌よく笑い挨拶をしてきた。何かを考えている訳でもないのに自然とした表情に鳳は、好意を持った。
鳳は、いつもと違ってニッコリと笑った。
(友達は、作らないとダメだよね?)
心愛のおかげでほとんどの人と仲良くなった。
「お、おいっ、望。鳳ちゃんとどんな関係?彼女とか、もしかして奥さん?」
「なわけ無いだろ」
「じゃあ鳳ちゃん彼氏いないのかな」
望がチラッと鳳の方を見ると鳳はいなかった。鳳は、
「職員室はどっちだっけ?」
先生に呼ばれ職員室に向かったが場所が分からず迷っていると、
「あっち、職員室」
「あ、ありがとうございます」
鳳はまんべんの笑で言うと、
「そんな「こび」売って疲れるだろ」
「えっ、」
(何この人、関わるとろくな事が無いだろう)
「全然、「こび」なんて売ってないよ」
「さっきから作り笑いにしか見えないけど」
鳳はうんざりして苦笑いしたあとその場から駆け足で逃げてった。
職員室で用を済ましたあと、
「心愛ちゃーん、お待たせ」
教室に待に待たせていた心愛に言うと
「全然ー、」
鳳は、廊下出会った人のことを言うと
「あー、それ多分豹」
「豹?」
1度聞いたことのある名前に疑問を抱いているとチャイムがなった。
もしかして、と鳳は思いながら今日の授業を受け終えた。
放課後、
「鳳ちゃーん!メアド交換しない?」
と、数人の男子が寄ってきた。
(情報を入れやすくするために!!)
「いいよ!」
帰り道、校門を出てしばらくした後、誰にも見られていないか確認しながら迎えに来た車にのりこんだ。
「鳳様、どうでしたか?」
「豹って言うやつに1回会った。それが苦手なタイプだった。」
望と鳳が、情報交換している間に家についてしまった。
そして次の日も、昨日と同じように学校に行った。
教室までの階段を登っている途中、人にぶつかってしまい、
「あっ、」落ちる…
鳳は、固く目を閉じた。
ドンッ、
(あーあ、私、落ちたのか…って痛くない)
そーっと、目を開けるとまさかの、男の子が下敷きになっていた。
「だっ、大丈夫?」
「大丈夫じゃねーよ、お前は、ドジか」
その男の子は、まさかの「光月 豹」だった。
「ドジってあまり話したことない人に失礼じゃない?」
「助けてあげたのにそっちこそ失礼じゃない?」
「ごめんなさい」
と会話しているとチャイムがなった。
前を歩いていた望が、振り向き
(鳳様何やってるんだ)
「鳳行くぞ」
「あっ、待って」
(呼び捨て、あまりされないからな…)
教室に向かっていると、後ろにずっと豹が付いてきて、
「あなたの教室はどこ?」
「ここだけど」
指さしたのは鳳と同じ教室だった。
「昨日いた?」
豹の机は、から凄く離れていたし人が集まっていたため、見えなかった。
「お前観察力ないんだな」
職業柄人一倍観察力がある鳳は、ムカついて豹を睨んだ。
だが豹は、何事も無かったような顔をして、余計鳳をイラつかせた。その時、笑い声が聞こえ、
「鳳、お前面白いな」
(っ…呼びすて!!)
「ウザイな豹」
そう言って2人は席につき授業を受けた。
〜〜〜昼休み〜〜〜
「鳳ちゃんは、好きな人できた?」
「うーん、今はいないかな」
女子が集まって話をしていると男子は慌ただしくなった。
「鳳ちゃんが、恋バナしてるぜ」
「うそー、タイプ聞いてみたいよな」
と、また盛り上がっている時、一部からの冷たい声が聞こえた。それに気づいた鳳は、その人たちの特徴を覚えた。長い髪の黒髪ロングに、切れ目と、くっきり二重の2人。
「あの子、ムカつく」
「潰す、絶対に」

「嫉妬する女って醜いよね!俺お前ら嫌い」
後ろから、豹が出てきた。豹も、学校の中で人気者なのだ。
「きゃー、豹君ドSで、タイプかも、」
「彼女いるの?タイプは?」
豹の周りにも女子が集まり始めていた。
(あー、めんどくさい)
「静かで人の悪口を言わない人、あんた達みたいじゃない人がタイプ」
そんな嫌味を自分たちに言われたとは気付かず女子はキャーキャーと騒いでいた。

その日の夜、トントン、
「鳳様、望です。」
「入って」
鳳と望は、豹について話し合っていた。「アイツ、結構強敵ですよ。」
「あぁ、今出会ってきた中で一番やりにくい。所で今日告白されてたな望」
望は、昼休み告白されていたのだ。5時間目には、噂が広がっており情報屋の鳳の耳には、早く入っていたのだった。
「あー、断りました。あまり好きじゃないし」
「トップクラスの望に告白するってよっぽど自信があったんだな」
そう言っているうちに、時間が過ぎ2人は眠りについた。
それから1ヶ月が過ぎ、鳳、望は何回か告白されたりした。
「ねー、ちょっと昼休み体育裏に来て、鳳ちゃん!」
鳳は、髪がロングの女の子2人によびだされた。
「あんた、ちょっと調子に乗ってない?」
「アンタみたいなやつすぐ消せるんだけど。」
そう言うと2人は、Aバッチを見せた。
鳳は、ネックレスを見せたことがないから皆にはトップだということが知られていなかった。その時、
「きゃっ…」
行き良いよく水が鳳の頭に降ってきた。
鳳は今すぐにでも髪がロングの女の子たちを苦しめたかったが、任務を失敗するわけにもいかないので、怒りを沈めた。
「きゃっ、だってうける」
「カワイコぶってる」
(もう無理、我慢出来ない)
鳳はその場にあったホースを持って水を女の子たちにかけた。
「さっきのお返し!嬉しいでしょ?」
「っ…ふざけんな」
「それはこっちのセリフ」
口喧嘩しているとき、
「おい、嫉妬で鳳をいじめるなよ」
現れたのは、今起きたような顔をしている望だった。
「望君!なんでその子をかばうの?」
(嫉妬??何で?)
望は、呆れた様に鳳の前にたち、
「お前みたいに腐れてないから」
髪がロングの女の子たちは、涙目になりながらその場から、走ってにげていった。
「はい、タオル」
望が渡したのは中くらいのタオルだった。
「ありがと、いつから見てた?」
「えっと、水で濡れた時見て、急いでタオルを持ってきました」
「それにしても演技上手くなったじゃん」
2人が話をしていると、後ろから、ギシギシ、と聞こえた。
2人はいつもの癖で、すぐ反応してしまった。
「誰?」
2人は警戒し、今すぐ飛びかかりそうな時、
「告白邪魔した?」
出てきたのは、豹だった。
望は、初めての喋るので誰かわからない時、鳳が、小さな声で
「豹だよ」
(豹!あいつが)
「いや、告白じゃないよ君は誰?」
「俺?光月 豹 よろしく」
「俺の名前わかる?」
「あぁ、望!」
(何2人仲良くなってるの?ムカつく)
グリッ、一瞬で辺りが静かになった時、「痛っ!」
「私、濡れてるのに告白する訳無いでしょ、早く行こ」
鳳は、行き良いよく望の足を踏んずけた。豹は、驚いたような顔をしたがすぐ
「教室もどろ」
それからは、3人は、仲良くなりいつも一緒に居るようになった。




……すく落としてやる……










最後までありがとうございました!プリ画像のフォロー、そしてお気に入り、シェアお願い致します。また次回をお楽しみに

プリ小説オーディオドラマ