第60話

60 駿佑 謙杜 イヤイヤ期
4,022
2023/08/21 07:37
和也side

今は駿と謙杜は電車の玩具で遊んでいる

和「はい、駿〜オムツ買えよっか?」

駿「いや!!!」

和「そんなこと言わずにさぁー、ほら!
  オムツにパンダさん描いてるで!」

駿「いや!!!」ぷい

和「んー。困ったなぁ…じゃあ、謙杜!
  謙杜、オムツ変えるで!」

謙「いーや!!!」

和「はぁ…」

はい。皆さんお分かりですか?

今、けんちゃんと駿は絶賛、イヤイヤ期中なんです…

丈「よし、ほんならもうええわ!
  そのまま外に遊びに行こう!!!」

和「ええのん?!」

丈「まぁ、ええやろ笑
  いつかは変えるんやし!!」

和「まぁ、丈にぃが言うんやったら…」

そして、俺たちは公園に向かった

昨日、雨が降っていたことよあってか公園の地面は少しぬかるんでいるところがあったり、水溜りができていたりと謙杜と駿が遊ぶには最高のコンディションになっていた

謙「わぁー!!しゅん!
  どろんこどころんこぉー」

駿「やったぁ!!!」

そしてドロドロの泥んこを両手に握りしめて楽しそうにあそんでいる

丈「こりゃ…大変なことになりそうやな…」

和「まぁまぁ!思いっきり疲れさせて寝かせよ!!!」

丈「たしかに…そやな」

駿「謙杜ー!えい!!」

べちゃ

泥を掴んで謙杜のTシャツに押し付ける

謙「あぁ!えぇい!!」

べちゃ

駿「あぁ“〜〜〜!!」

きゃきゃ!

そして二人で泥を付け合ってひたすら遊んでいた

丈「おおーい。そろそろ帰るぞー!」

駿/謙「きゃきゃ!」

和「帰るでぇー」

駿「や!まだ、あそぶ!!」

丈「じゃあ、あと10秒でおしまいね!!
  10・9・8・・・3・2・1・0」

和「はーい。おしまーい」

駿/謙「きゃきゃきゃきゃ!」

和「おーい。聞いてますぅ?」

駿/謙「きゃきゃきゃきゃ!」

和「………丈にぃさん…よろしくです」

丈「ごらぁぁぁ!ええ加減にせんかぁ!!」

駿/謙「っびく!!!」

丈「帰るぞ…おいで…」

駿(やばい…これ以上はやばい)

駿はまずいと察知し、トコトコ丈にぃの方に歩いていく

しかし…

謙「まーだ、あそぶ!
  しゅん、いくぞッ!!えい!」

丈「ごらぁ!!もう、知らん!
  お兄ちゃん達は帰るから、謙杜一人で遊んどき!!!じゃあ!」

丈にぃは駿を担ぎあげ、俺の手を引きさっさと公園を出ようとする

謙「やらぁぁぁぁぁあ!」

謙杜は泣きながら俺たちの方に向かって全力疾走している

そして、丈にぃの脚に抱きつきさらに号泣している

謙「うぁぁぁあん!けんちゃん、駿とかえりたぁぁい」

駿「…けん、ちゃん」

丈「だめです。
  にぃもいやです。謙ちゃんがいやすると一緒で丈にぃもいやです。」

謙「やらやらぁ!ごめんなしゃい。
  かえるのぉ、かえる😱」

駿「にぃ。ごめんなさい。
  謙杜をゆるして?」

丈「…いいでしょう。帰ります。」

謙「あい。ッヒグ…らっこぉ
  丈にぃ…らっこぉ」

丈「だめです。自分で歩いて帰りなさい。」

謙「やぁらぁ…丈にぃ…らっこしてぇ…
  丈にぃ…けんちゃんのこと嫌いにッヒグ。ならないでぇ」

丈「嫌いになってないで?
  謙ちゃんのことは好きやけど、怒る時は怒るで?わかった?」

謙「あ゛い」

丈「ほら、帰るぞ」

そして丈にぃは、謙ちゃんと駿二人を担ぎ上げ家まで帰った

そして、泥だらけになった3人で風呂に入る

in風呂

謙「きゃはは…ぷしゅぅ!」

駿「やぁ!かけないでぇ!」

丈「駿…アヒルさん浮いてるで」

駿「やだぁ!」

丈「しゅん…じゃあ、もうあがろうな」

駿「けんちゃんといる!やだの!」

丈「はぁぁ。どっちやねん」

駿「けんちゃん!あひるさん!」

謙「ぷかぷかーざぶん!」

駿「ああ!またかかったぁ!けんちゃんのバカ!」

謙「ふぇ…うぁぁぁん」

丈「おい。おまえらッ
  けんちゃん、ごめんやで?」

謙「ごめんね…ッヒグ…」

駿「いいよ。みて…けんちゃん…あわあわ!」

謙「わぁ!!!きゃきゃ」

そして次はボディーソープで遊び出した

丈「…お前らなー」

謙「ほら、丈にぃも!!いっちょ!」

丈「おりゃぁあ!」

駿/謙「きゃきゃきゃ!!」

そして、3人で散々遊び風呂から上がる

丈「ヘルプ!!!!」

大/恭「へーい」

大「駿ー。おいでー。」

大ちゃんがタオルで拭こうとすると

駿「できるもん!」

そう言って自分でゴシゴシ吹き出した

一方のけんちゃんは…

恭「おい。じっとせぇ」

謙「きゃきゃきゃ!!!」

びちょびちょのまま、足踏みしたりブルブルしたり犬のように動き回っている

恭「うりゃ!」

そして、恭平はついにはがいじめにして体をふく

謙「はなちてぇぇぇ」

恭「却下」

謙「しゅんんん゛」

駿「がんばれ、謙ちゃん」

謙「やぁぁぁあ゛」





謙/駿「スーzzz スーzzzz」

今、二人はやっと眠りについた

リビングでは

ぐったり

丈「つ、つかれた…」

流「お疲れさま笑」

和「ほんま、双子のイヤイヤ期ってすごいな笑」

恭「はやく、終わってくれ」

大「俺、腰が持たん…」


兄達の期待は裏切られ、駿と謙ちゃんのイヤイヤ期はその後も続いたそうです

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