第5話

#
951
2019/12/17 11:15
校長「ダイバーシティ。本当の意味で多種多様である事、いかに自分らしく大人への階段を登って行く事が出来るのか。自分自身の将来を見揃え、意義のある高校生活を送る事を期待しまして、始業式の、式辞とします。」









始業式が始まって

校長の長い長い話を聞いて。









てか、誰も聞いてねーだろ。









ぴかる居ねーし、暇だわ~。









広田「えー、校長先生ありがとうございます。えー、では続いては、えー、今学期から赴任される先生を、ご紹介します。2年3組担任、原田先生!」









噂の俺らの新しい担任を呼ぶ司会の広田。









だけど一向に登場する気配がない。









広田「えー、ちょっとね、あれなんでね」









ざわつく体育館内。

正義
正義
俺らの担任来てないって事?
秀一
秀一
そうなんじゃね?
広田「いやー、ちょっとあれなんで、そのまま進めます」









広田が次に進めようとした時









_ドン!ドン!









と、体育館のドアをたたいてる音が聞こえる。









それに注目する生徒。









_ドン!ドン!









ドアの開け方知らないんじゃね?









田中「引きでーす、引きでーす!」









田中がドアを開けた瞬間









田中「うぉお!」









「何?此処土足禁止なの?脱がなきゃ行けないのかしらコレ...足冷えるんだけど」









生徒の列を割ってズカズカ入って来たのは

オネエ言葉のデカいやつ。









そしてその人物は

ヒールを鳴らしながらステージの上に上がった。









広田「え、ちょっと、」









「え?何?私の出番でしょ?」









広田「あ、そうですけど...」









「どうも、原田です」









原田「あたしは、あそこに座ってらっしゃる校長先生に呼ばれて来たんですけど...」









いや、まじかよ(笑)

正義
正義
あれがうちの担任?
秀一
秀一
.....
正義
正義
まじ?(笑)やばいおじさん来ちゃったじゃん(笑)
さっきよりもざわつく体育館内。

プリ小説オーディオドラマ