第14話

真っ赤な嘘 Hokuto×Yogo
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2026/03/17 13:03 更新
君はすぐに嘘をつく。

松「今日昼何食べる〜??」

高「なんでもいいよ👍🏻」

松「ほんとに...??」

高「.........うそ、笑」

松「本当は...??」

高「ラーメン食べたい!」

松「なんで最初から言わないのさ」

高「だって昨日夜食べたって言ってたから
次の日も食べるの嫌かなーって」

松「そんなことないよ!」

高「ほんと??」

松「心配しすぎ!!
第一言って見なきゃ分かんないことでしょ??」

高「まあ...そうっすね...」








こんなことが日常茶飯時。

優しい性格だからっていつも流してた。

だからなんも気にしてなかった。








高「ねえ俺のタオルどこ〜」

松「ライブ中は裏に置いてたじゃん!」

高「あほんとだ。」

松「な?言っただろ」

高「鍵も失くした!」

松「またかよ...」

高「うっそ〜!!!」

松「はあ?がちだっる」





こんなこともしばしば。

こんだけ長くいるからどれがほんとで

どれが嘘に包んだ嘘かだいぶわかるけど

嘘をつく度に君は嘘が上手くなる。







『良くないよ、嘘は』






ある日のことだった。

振り入れをしてる時の休憩のとき

高地が一人で水分補給してた。

明らかに顔が疲れ切っていた。

最近ジム行ってるって自慢してきたし

最近体力も増したかも!って言ってた。

でもどこかおかしかった気がした。







松「今日顔色悪いけど大丈夫??」

高「.........ほんと??
自分じゃあんま分からなんし特に気にしてなかったけど」

松「そう??
あんま無理すんなよ?」

高「当たり前よ
ジム行ってるしその疲れが一気になのかな...」

松「行き過ぎてんじゃね?」

高「まあ、でも特に大丈夫よ!」

松「分かった、あと五分後にまた再開するってー」

高「分かった」









ここの時点で気づいていれば...











高「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...」

先生「大丈夫ですか!!??
無理しないでくださいって言ったじゃないですか!!」

高「あんまメンバーに心配かけたくないんです…ゴホゴホ」

先「いや...だからって...自分の体を受け入れてください!」

高「す、すみません...でもまだ自由が欲しいんです」










高地は俺らのために頑張ってくれてた。

俺はそのことに何にも気付けなかった。






















松「ねえ大丈夫??」

高「平気だって!!!!!」

松「だって最近ずっと寝込んでばかりだし...
顔色もあれから戻ってないし前よ体重落ちたでしょ?」

高「平気だって言ってるじゃん...」

松「ごめん...でもさ、」

高「俺の事はほんとに気にしないで!」

松「1回病院行ったら?」

高「そんな気にすんなって〜!
俺...まじて元気だから」




いつもの高地の笑顔が見れてほんとに大丈夫かもって

うっすら信じてはいけない嘘に気づいていたけど

向こう(高地)が望んでいるならってみて見ぬふりをした。





俺は君にも自分にも嘘をついた。










あれから突然1か月ぐらい

大きく休みをとったとマネージャーから言われた。




マネージャーに聞いも

「旅行に行くって言ってたよ」って流された。



松「これも嘘だったのかな...」











次会えるってなった時はもういなかった。







会える場所は霊安室だった。







松「なんで次見るときにもう目瞑ったままなんだよ」

























入院してた部屋の引き出しから

1枚の付箋が入れてあった。






『北斗へ!!

日々笑顔!!!!!!

ごめんね、ありがとう(これは嘘じゃないよ!笑)』


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