あなたside
仕事が終わり普段通りに家に帰る
さっくんと連絡先交換したが
自分と連絡先を交換するぐらいだから
いろんな女の人と交換しているんだろう
舞い上がってこの前のお礼を送って
返って来なかったらどんだけ惨めなんだろう
ってずーっと考えていて連絡していなかった
『はぁ……今日も疲れたなぁ……』
仕事終わりのいつも通りの夜だったが
プルルッ……プルルル…………
珍しく着信だ
画面を見ると【佐久間大介】と表示されている
『もしもし……』
佐「あなたちゃーん!今時間大丈夫かな?」
『はい、大丈夫ですよ』
佐「ならよかった♡あなたちゃん久しぶり」
あたしの大好きな声が電話からしてきて
この上ない嬉しさ
『お久しぶりです』
佐「あなたちゃん最近忙しかったの?」
『忙しいって言ったら嘘になりますね(汗)』
佐「えっ?!てっきり忙しくて俺に連絡してくれないんだろうなって思ってたよww」
『ははは(汗)逆にあたしなんかが佐久間くんに連絡していいのかって思ってました……( ̄▽ ̄;)』
佐「マジンガーZ!!俺ずーっと待ってたんだから!あなたちゃんからの連絡(´;ω;`)」
『えぇwwあたしはてっきり相手されてないのかって思ってましたけど(;^ω^)』
佐「なんだよーww俺超悪者じゃんwwそんなぞんざいなことしませんww」
『ドキッ…………/////』
佐「でもあなたちゃんと連絡取れて本当良かったー(´;ω;`)もう会えないかと思ってたから……」
『ドキッ……/////そんな大袈裟なっww』
さっくんの何気ない言葉に一喜一憂してしまう
………………………………♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!