~sho side〜
零陀小学校の跡地
神社は相変わらず静かで不気味だった。
ここは元々学校があって最近取り壊されたんだとか。
御蛇霊園
俺は来ないだろうなと顔を俯かせてまふと一緒にアイツの墓に行った。
ダメ元でも、とまふはアイツ__おばけさんを呼んだ。
2人とも、おばけさんがほんとに出るとは思っていなかったからすごく驚いてしまった。
おばけさんも三原色に気づいていたようで、顔を俯かせて悲しそうな顔をしていた。
たしかに不安は残る。
もし始まれば、“学校”に閉じ込められるんだから。
でも___
おばけさんと共にまふとオニがいる神社へ向かう。
正直、神社でどうしたら良いかなんてわからない。
でも、助けられるなら呪いを解放したい。
その気持ちだけが俺を神社へ動かした。
桃猿神社
神社に飾られている猿の形をした偶像と水晶を見てそう言った。
そう、まふが言っている通り水晶にはひびが入ってるし、心なしか燻んでいるように感じる。
それに、猿の形に彫られた偶像は薄く透明になっていた。
おばけさんのいう通り、来たようやった。
そう、ホビッスル・ペイン・・・。
いや、今の“彼”はペインでも、『罰』でもない。
『罰』は猿の偶像に話しかける。まるで、最初から俺たちがいなかったかのように。
「ダメだ。」頭では分かっていても体は動かない。「お前はここに干渉してはいけない」と言われているかのように。
『罰』が猿の偶像に触れると、水晶がパリンッと音を鳴らす。
それと同時に辺りは黒煙で覆われ、視界が真っ黒になる。
水晶の最後は見えなかったが、音を聞く限り割れたんだろう。
黒煙が晴れ、互いの安全を確認する。
その時出てきた、学校はおばけさんの反応からすれば、、、零陀小学校なんだろうな……。
そして、無くなった水晶と猿の偶像の代わりに出てきたのは______、
鎌を持った血濡れている青鬼だった────。
〜No side〜
wrwr国監視室
それは、『オニ』の1人が現れた5分程前のこと──。
いつものように、wrwr国の安全を見守り、いじめの主犯を探している、この国の情報管理部隊隊長________ホビッスル・ロボロ。
彼は今、朝から自身に違和感を感じていた。
なんとなく、胸騒ぎがするのだ。
しかし、時間と仕事は待ってくれない。
胸騒ぎを忘れるように仕事に没頭する彼。
突然、彼は頭を抱えて倒れ込む。
激しい頭痛に見舞われたのだ。
今、彼の周りには誰もいない。
隊員たちはちょうど休憩時間なのだ。
そんな、倒れ込んだ彼の代わりとでも言うように、『鬼』と書かれた布面を付けた『オニ』がロボロから出てくる。
『オニ』はそう言って、窓から出ていった。
その方向にあるのは歌国。
歌国にその『先生』と『兄さん』がいるのか…?
それは、『オニ』たちのみぞ、知る────。
Unknown place
子供たちが、今起きていることも知らずに歌い始める。
♫ 赤青緑の下
♫ 神社の鳥居でかくれんぼ
♫ 猿雉犬見ぃつけた
♫ 青鬼 桃鬼と鬼ごっこ
♫ 水晶パリンと桃が来る
緑と青に水色そして、赤。何か縁を感じるようなカラフルな彼らは不思議な花畑で歌っていた。
ドガッ……ジジージー………
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ブチッ……ツーツーツー















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。