ーーーーーあなたsideーーーーーーー
悲劇は突然だった…………。
私はいつも通りの生活を送っていただけなのに…
怖かった……。でも、お母さん…お父さんが……
…突然来た人達に…殺されて………。
でも、私は心当たりはあった……。
私は戦闘系の異能力者だと、10の頃に
お母さんから言われたのだ……。
ただ、それはあとちょっと歳が経たないと
異能力は出現しないらしかった……。
両親も異能力者であったため、
強かったが……。相手も戦闘系異能力者だったため、
相打ちで殺されてしまったのだ…
そう思うと…私は涙が出てしまった…
私はずっと泣き続けた。追手が来そうで
それも怖かったが、これからの人生も
酷く恐怖に感じた…………。
それで、私は1人擂鉢街に行き、
住む場所を探した。やっと探し終えた頃には
もう、夜をすぎて、朝になっていた…。
今までは両親がいて、学校の友達もいた生活
だったけど……。何もかも捨てる覚悟でいた。
兎に角、今は何としてでも生き延びようと
考えるしか無かった………。
その3年後ーーーーあなたが
ある同じ歳の少年らに出会うのは
また次の話ーーーーーーーーー
✄------キリトリ------✄
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。