街の見回りと言われて6人で街の人達に
挨拶しながら練り歩く。
天気が良い。
散歩するにはもってこいの日だ。
しばらく歩いていると、脚立に1人で乗る
おばあさんを柊先輩が代わりに支えたり
落書きを消したりして行った。
たい焼きを食べながら歩き進めると、
見覚えのある高架下へ。
そして、見覚えしかないトンネルの前へと着いた。
そう思いつつそのまま歩き続けようとした
その瞬間、あちらから中学生が走って
此方にくるのが見えた。
中学生の後ろにはオレンジのスカジャンを着た
ガラの悪そうな人達が迫ってきている。
中学生がコケて、誰もが息を飲んだその瞬間、
桜と杉下が同時に飛び出し蹴りをかました。
追ってきた3人のうち、1人は先程の2人の
あの蹴りでのびている。
残りの2人は何を思ったのか、つんつんとしたり
軽く足蹴にしている。
カラン、コロン。
カラン、コロン。
下駄が地面を蹴るような音が近ずいてくる。
カラン、コロン。
カラン、コロン。
━━━━━━━━━━━━━カラン、コロン。
そこには、オレンジ色のスカジャンを着た彼が居た。
そう言うと彼はスッと倒れてる人を見た。
先輩としてか、柊先輩が前へ出た。
その瞬間、誰もがその圧に震撼した。
桜がそう呟いた瞬間、急にこっちを
向いたかと思えばハッとした顔をして
此方にズンズンと歩んできた。
そして、俺の目の前で止まった。
そして、俺の顔をまじまじと見つめた後、
急に抱きついてきた。
※その身長差、約30cm
そろそろ体格差的にも
キツくなってきた頃、
今度は後ろから人の体温を感じる。
所謂、バックハグというもののようだ。
だがそんな俺の気持ちはつゆ知らず、
2人は視線だけの冷戦を始めてしまった。
そのまま俺を挟んだまま平行線の
冷戦を終えたのは、赤面した桜だった。
そのまま2人をベリッと剥がし
俺はさり気ない桜の手により肩を抱かれる。
その時、ようやく目が覚めたのか、さっき
2人に蹴り飛ばされていた人が叫んだ。
戦争、と言いかけたところで
抱きついていた下駄イケメンが
急に持っていたラムネの空瓶で彼を殴った。
そして、彼はオレンジのスカジャンを
剥ぎながら言った。
そして、そのまま彼は殴り続けた。
俺はその光景に呆然と立ちすくんでいた。
遂に書けましたこの回!!
ずっと夢主を探していた十亀がここでようやく夢主にあって思いが爆発して行動するっていうところを凄く書きたかったんです!!
わーい!











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。