第23話

見回りと衝突
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2025/04/16 12:28 更新


街の見回りと言われて6人で街の人達に

挨拶しながら練り歩く。


天気が良い。

散歩するにはもってこいの日だ。


桜遥
てか、見回りってただ街を練り歩いてるだけじゃねえか!
桜遥
悪さするヤツらボコしに行った方が早いんじゃねぇの?
柊登馬
バカ、それだと攻めてることになるだろうが
柊登馬
ボウフウリンはあくまで街を守るチームだからな
(なまえ)
あなた
ほーん…


しばらく歩いていると、脚立に1人で乗る

おばあさんを柊先輩が代わりに支えたり

落書きを消したりして行った。


(なまえ)
あなた
うま……✨️
蘇芳隼飛
!あなたの下の名前くん食べる?
(なまえ)
あなた
え?蘇芳は食べないのか?
蘇芳隼飛
うん、オレはダイエット中だから
(なまえ)
あなた
うーん……楡井!はんぶんこしようぜ!
楡井秋彦
え?いいんですか?
(なまえ)
あなた
丸々2個はキツイからさ!
楡井秋彦
じゃあ、お言葉に甘えて!
(なまえ)
あなた
(  コイツ見てるとなんか癒されるな……  )


たい焼きを食べながら歩き進めると、

見覚えのある高架下へ。


そして、見覚えしかないトンネルの前へと着いた。


(なまえ)
あなた
…あ、ここ………!
桜遥
?これ、犬か?ブッサイクな犬だな
楡井秋彦
ちょ、桜さん!そんなこと言っちゃダメですよ!あっちの人がいたらどうするんですか!
(なまえ)
あなた
あっちの人?
楡井秋彦
はい、ここは丁度ボウフウリンとあっちの人達のシマ境なんですから!
楡井秋彦
そして、あっちにいるのは力の絶対信仰、『獅子頭連』!
(なまえ)
あなた
(  そんなところだったなんて……前に会った下駄イケメンは大丈夫なのか?  )


そう思いつつそのまま歩き続けようとした

その瞬間、あちらから中学生が走って

此方にくるのが見えた。




中学生の後ろにはオレンジのスカジャンを着た

ガラの悪そうな人達が迫ってきている。


柊登馬
!あれ、三中の制服じゃねえか!
楡井秋彦
あ、後ろ、オレンジのスカジャン、獅子頭連!
(なまえ)
あなた
あれじゃこっちまで間に合わねぇ……!


中学生がコケて、誰もが息を飲んだその瞬間、

桜と杉下が同時に飛び出し蹴りをかました。


楡井秋彦
あ、相手のシマで此方から手を出すなんて……!
桜遥
なに言ってんだよ、コイツがウチのヤツなら━━━━━━━━
杉下京太郎
もう手は出されている(同時)
桜遥
もう手は出されている(同時)
(なまえ)
あなた
ははッ…こりゃとんでもねぇことになったなぁ…!!


追ってきた3人のうち、1人は先程の2人の

あの蹴りでのびている。


残りの2人は何を思ったのか、つんつんとしたり

軽く足蹴にしている。


(なまえ)
あなた
……
蘇芳隼飛
見ていて、あまり気のいい人達じゃ無さそうなのは確実だね
(なまえ)
あなた
…ああ






















カラン、コロン。

カラン、コロン。



下駄が地面を蹴るような音が近ずいてくる。



カラン、コロン。

カラン、コロン。






























━━━━━━━━━━━━━カラン、コロン。


十亀条
なになにぃどおしたの?























(なまえ)
あなた
……!


そこには、オレンジ色のスカジャンを着た彼が居た。


柊登馬
よりにもよってコイツまで来るとはな…
柊登馬
獅子頭連副頭取、十亀条……!
(なまえ)
あなた
(  獅子頭連副頭取……!?  )
十亀条
こっちのスカジャンがすっ飛んでくのが見えたからぁ、追っかけてきたんだけど、
十亀条
なんでフウリンがこっちにいるのぉ?


そう言うと彼はスッと倒れてる人を見た。


十亀条
えー、猿渡、どおしたの?


先輩としてか、柊先輩が前へ出た。


柊登馬
ソイツがウチのを追い回してたんだ
十亀条
んん?あれ、柊じゃーん、やっほー

十亀条
これ、そいつらがぁ、やったのぉ?
(なまえ)
あなた


その瞬間、誰もがその圧に震撼した。


桜遥
!コイツはやばそうだ…!!


桜がそう呟いた瞬間、急にこっちを

向いたかと思えばハッとした顔をして

此方にズンズンと歩んできた。


十亀条
……


そして、俺の目の前で止まった。


(なまえ)
あなた
…な、なんだよ


そして、俺の顔をまじまじと見つめた後、

急に抱きついてきた。


(なまえ)
あなた
おわッ!?ど、どーしたんだお前!?
十亀条
よかった…やっと会えたね

※その身長差、約30cm
(なまえ)
あなた
おま……まだ俺のこと覚えてたのかよ
十亀条
そりゃ、当たり前でしょうよ…ずっと、探し続けてたんだから
(なまえ)
あなた
ぇぇ…?……というか、認めたくねぇが体格差もあって結構苦しいんだが…?
十亀条
だってぇもう離したくないんだもん、当たり前だよね?
(なまえ)
あなた
はあ……?


そろそろ体格差的にも

キツくなってきた頃、

今度は後ろから人の体温を感じる。


所謂、バックハグというもののようだ。


(なまえ)
あなた
どわッ!?今度はなんだよ!?
蘇芳隼飛
あなたの下の名前くんが嫌がってるじゃん、早く離してあげなよ
(なまえ)
あなた
蘇枋!?ちょお前まで何してんだよ!?


だがそんな俺の気持ちはつゆ知らず、

2人は視線だけの冷戦を始めてしまった。


十亀条
そう言っておいてさぁ、君も抱きついてるよね?君の方こそ退いたらどお?
蘇芳隼飛
え〜、こんなにキツく苦しそうに抱きしめておいて何言ってるのさ
蘇芳隼飛
オレの方が優しく出来るし、今も優しくしてるでしょ?
十亀条
強さなんて関係ないよ


そのまま俺を挟んだまま平行線の

冷戦を終えたのは、赤面した桜だった。


桜遥
お、お前ら2人とも抱きついてんじゃねぇー!!///


そのまま2人をベリッと剥がし

俺はさり気ない桜の手により肩を抱かれる。


その時、ようやく目が覚めたのか、さっき

2人に蹴り飛ばされていた人が叫んだ。


猿渡
ふッふざけるな!こっちのシマでお前らから手を出すなんて!
猿渡
もうこれはウチとフウリンの戦────


戦争、と言いかけたところで

抱きついていた下駄イケメンが

急に持っていたラムネの空瓶で彼を殴った。



そして、彼はオレンジのスカジャンを

剥ぎながら言った。


十亀条
負けるってことは、弱いってことでしょお?
十亀条
弱いやつは───獅子頭連にはいらなぁい


そして、そのまま彼は殴り続けた。
俺はその光景に呆然と立ちすくんでいた。


遂に書けましたこの回!!

ずっと夢主を探していた十亀がここでようやく夢主にあって思いが爆発して行動するっていうところを凄く書きたかったんです!!
わーい!

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