第7話

恋になるまであと??メートル
209
2023/08/18 07:00
毎朝起こしに行く幼なじみの起床はいつもより早かった



私が行くともう準備が終わっている。



槍でも降るんだろうか、こんな暑い夏に。
凪
あなた、おはよー…
🌸
🌸
凪おはよ、今日は早いね
ふぁ、と1つ欠伸をして伸びをする彼の目の下には微かにくまができていた。



多分ゲームでもしてて寝れなかったんだろう。
凪
んー、なんか寝れなかった
そう話す彼との距離は近くて遠い。



息遣いでさえ聞こえそうな気がするのに、遠い。
御影玲王
御影玲王
あなた!!おはよ!!
🌸
🌸
玲王!?!おはよー!

後ろから飛び付いてきた玲王は凪と同じく幼なじみだ



太陽の光に彼の髪の毛がきらきらと揺れた。



今では忙しくてあまり会えないから珍しい。
🌸
🌸
玲王、今日凪起こさなくても起きてた
御影玲王
御影玲王
……へぇ、それは珍しい。

なぜか凪は私から目を背けた。



不思議に思っていると玲王が口を開く。
御影玲王
御影玲王
そいや昨日電話したからかもな
🌸
🌸
相変わらず仲良いよね、2人とも
凪
てか、そろそろ行かなきゃ

珍しく時間を催促する凪が面白くて、私は笑いながら走っていた。
潔世一
潔世一
あなた、今日は遅刻しなかったな
🌸
🌸
凪が起きてたんだよーびっくり、笑
潔世一
潔世一
どこ走ってきたんだよ、葉っぱついてる
🌸
🌸
え、?!うそ、ありがと、
潔くんはやっぱり優しい。
御影玲王
御影玲王
移動教室だぞー2人とも
そのあと珍しく凪が一人で移動して行った。
さくしゃ。
凪くんの様子がおかしいね、、
さくしゃ。
変なものでも食べたのかな、?

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