結局あの後山田とまっすぐ家に帰ってきた。
家に帰ってきてすぐ何故かお互い正座で向かい合って地べたに座っている。
俺が問い掛けてもずっと俯いている。
山田の手元に目をやると片手をグーにしてそれを包み込むように手を握っていた。
だから何か重要なことを聞こうとしてるのか話そうとしてることだけはわかった。
事実、その場の雰囲気で何となくだけどね。
俺がそう言うと山田は俯いていた顔を上げた。
そう山田は大きい声で言った。
なんでそうなるのか俺にはさっぱり分からなかった。
山田はそこまで言うと大きな目から1粒涙をこぼした。
涙が1粒零れればとめどなく溢れ出る。
俺はそんな山田を見て考えるより先に体が動いた。
そして山田を抱きしめる。
俺はその山田の言葉を信じて俺の家庭と今回の件の全てを話すことを決めた。
山田は俺が話をしているのをじっと俺の目を見て聞いていた。
俺がそこまで話すと山田は俺の手を握った。
山田は俺の手を握ったまま俯いて動かない。
少しして顔を上げた山田は目を泳がせながら話し出す。
やっとわかった。山田に会ってからの気持ちがなんなのか。
確実に俺は山田に惚れてたんだ。
山田は止まったはずの涙をまた溢れさせた。
うーん、全部山田のことなのになぁ、、( ̄▽ ̄;)
俺はこの子に呆れる。可愛すぎて。
チュッ
俺はずっと泣き止まないで涙を拭ってる山田の顎を掴んでキスをした。
すると山田の涙は止まった。
ただ、何が起こったのかわかっていないようにクリクリの目をぱちくりさせて俺を見る。
フリーズしてる山田の頬に手を置いてもう一度キスをする。
すると山田は顔を真っ赤に染めて顔を手で覆ってしまった。
まーだわかってない山田の手を掴んで顔を露わにする。
俺はまた山田の頬に手を置いてキスをする。深い方ね。
チュッ
山田の口を舌でこじ開けて山田の舌と俺の舌を絡める。
もう1回キスをしてその場に山田を倒す。
そう言って髪に指を通す。
それから山田を抱きしめてしばらく頭を撫でているとなぜか山田の頬が膨れた。
いやいや、付き合って初っ端からやらんでしょ普通。
俺山田の体目当てで付き合ったんじゃないし、、。
ウッ、、がぁわぁいい!!!
なに?!そのうるうるな目!可愛すぎるわ、、。
そんな顔を赤らめて、、、ハァ、、可愛くて死にそう、、。
はい、可愛い。保護です、確実に保護。
俺はとにかく理性を保つのに必死な状態だ。
この可愛い生物はどうしたらいいのか、、、。
遅くなりすみません💦
色々立て込んでいたので全然投稿出来ませんでした、、、。
これからはなるべく投稿できるようにします。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。