第39話

39.
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2025/11/15 12:02 更新






デビューコンセプトバトル 当日





この前行われた第二回生存者発表式によって、


24名の練習生がこの場を去った。




各チーム12人ずつ居たはずが、あるチームは1人だけになったりと、



偏りが出たことで、再編成を余儀なくされた。









Chainsの控室には全員集まっていた。


ここの部屋にいるメンバーが全員。





当たり前に再編成はスムーズにはいかなくて、

いろんなトラブルがあったけど、




ステージ本番の日は変わらずやってきた。









本番前、待機室であったあなたは、



まるでバイクにでも乗るかのような、


これまでと違った、かっこいい衣装に身を包んでいた。










再編成をすることを告げられたあの日、




あなたはためらいもなく、



Lucky MACHOに移動した。








彼女が小さくつぶやいた『移動しようかな』の一言は、


冗談だと思っていた。






せっかく振りを覚えたのに他に行っちゃうの?、と

軽く言っていた僕は、彼女の本心に気づかなかった。







最初は、また一緒にできることが単純にうれしかったけど、



大人っぽい振り付けを彼女が人前ですることに少し嫌悪を抱いていた。



でも、一緒に練習をする中で気づく気持ちはプラスなものしかなかった。



それは彼女も同じだと思っていた。







第二回生存者発表式は僕が思っていたより彼女の心を刺したみたいだった。




順位が落ちたこと、仲間がいなくなったこと。




彼女を傷つけるには十分だった。














 ︎︎
ゴヌさん今回も黒
 ︎︎
かっこいいーㅎ
ゴヌ
あなたは今回かっこいいね
ゴヌ
これもいいㅎ






この頃は、彼女がまた分からなくなってきてしまったようだった。




僕に向ける笑顔は本心なのか、



またどこかで隠れて悲しんでるんじゃないか。





まだまだ一緒に居たかったけど、


これ以上彼女が傷つくのは嫌だった。










彼女がチームを移動した理由も知らないまま、



僕たちはステージを終えた。





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