りうらside
そうあなたの名字先輩は言った。だが、やはりないくんとは何かあったのかと続けて話し始めた。
あなたの名字先輩の話を聞く限り、ないくんは今まで敵であるダークリズム帝国のアジトか何処かに住んでいただろう。でも、プリキュアとして歯向かった今、戻ることも出来なくなり住む場所も失った。そこに、あなたの名字先輩が来て先輩の家に住むことになった。
一先ず、ないくんがちゃんとした場所に住んでいること、そして何より生きている事がわかって安心した。
ないくんは何処かに行ってしまった為、もしかしたらダークリズム帝国の者がないくんを狙いに来るかもしれない、と思った。
全員がそう思い、ないくんを探しに行こうとした時に、
「ドカーンッ!」と音がなり、人々の悲鳴が聞こえてきた。
何も知らないあなたの名字先輩に対してほとけっちとしょうちゃんが逃げるように促した。
あなたの名字先輩はそう告げて安全な場所に逃げていった。
「イレギュラーリズム♪プリキュア!」
俺達はヌスムゾーが居る外に向かって走り出した。
窓から見えるのは大きいヌスムゾーだけ。ダークリズム帝国の奴らやないくんは見当たらないが、見えないところにいる可能性十分にある。
ヌスムゾーが居るところまで着いたが、矢張り敵の奴らもないくんも見当たらない。
ないくんは逃げていればいいけど...。
ウィステリアの一言でヌスムゾーに攻撃をしようとした。だがそれは出来なかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!