_お前の声1つで
こんなにも変われるなんて………_
_やっぱりお前なんや_
゙お前じゃなきゃダメなんや゙
*
さりげなく聞いた。
我ながらえらい冷たい言い方したな……と後悔。でも、あなたはそんなの気にせずに、
からかうように、意地悪で聞いてきたあなた。
その後、人懐っこい。えらい可愛い笑顔を浮かべてこんなことを言ってくれた。
赤くなった顔を隠すように早々と教室に向かった。
*
もうすぐある、レギュラー争奪戦をあなたに見に来てほしい……
あなたが来るなら、、、さらに頑張らないとや!
*
でも、確かにそうや………やばいな。何とかして、勝たんと。
でも、どうやって…………
_あなたが゙負けるな゙って叫んでくれた。_
その声は体育館に響いた。それは、驚いたけどやる気が出るには充分やった
_お前の声1つで、こんなにも変われるなんて_
_やっぱりお前なんや、_
゙お前じゃなきゃダメなんや゙
あなたside
_あなたの真っ直ぐが
大嫌いなはずだった。_
バレーに一筋で、頑張る侑が大嫌いなはずだったんだけど………
_目が合って気づいた_
笑顔でピースしてくる侑に、私も負けないぐらいよ思いっきり笑顔とピースで返す
゙胸がキュンと鳴いだ
近くで休んでる角名に見られた……!どうしよう……すごい見てる。
急いでピースをやめ顔を俯いた。
*
勢いで聞いた。角名に押されたからやけど……
振られた………?
聞こえんかった……どうしよう。まじで振られたんかな……?
*
_二人を噂話笑う声_
俺は、いたずらに手を繋いだ
_どんな辛い時も、笑顔にさせてやる。って_
あなたside
_強がりの言葉だった。_
_本当はありがとう………と伝えたかったごめんね。_
宮家
治から゙諦めるんや゙と笑われた
でも、
そろそろしっかり言わんとな、、、だって、あいつは、、、
*
_好きな人はいますか?_
*
_ 遮って君が言う
俺の気持ち見透かして。_
知っていた。あなたが好きなのは北さんだってことぐらい……知っていたのに、知っていたんやけど、
*
次の日
_気まずい顔してる君が逃げる。_
_俺は追いかけて叫んでいた。_
_あなたの真っ直ぐが、
大嫌いなはずだった。_
_目が合って気づいた
胸がキュンと鳴いた。_
***