第20話

興奮
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2024/02/06 08:00 更新
【京本side】
スマホを見たら髙地から無数の連絡が来ていた。
こーち
こーち
大丈夫?
大丈夫じゃないよな。
こーち
こーち
ごめん、俺があんな話トイレでするから……
こーち
こーち
大我のことなんも考えなくてごめん。
こーち
こーち
俺何すればいい?何でもする、俺なんかで良ければ。
そんな内容を見た時に俺はまた泣いた。



俺の事情に巻き込んでしまった髙地が申し訳なくて、こんなに優しいのに俺は"どうでもいい"で片付けたこと。




大我
大我
ごめん、ごめんね。
巻き込んで、ごめん。
大我
大我
でも俺は髙地の事好きだから大丈夫。
助けてくれてありがとう
京 「先生…っ」


俺が再び抱きつくと何も言わずに背中を摩ってくれた。



樹 「…学校の外にいる時とか、他に人がいない時は敬語もさん付けも無くていいよ。」



「でも今は_いっぱい泣きな。」






彼のシャツもズボンも俺の涙で汚してしまって申し訳なかった。

それでも大好きな人の声が耳元で聞こえる安心感があってより泣ける。



少し時間が経って、落ち着いた時
俺は彼から離れた。


きっと鏡なんて見たくないほど目も腫れて、髪の毛もボサボサでボロボロなんだろう。

だから先生の顔を見たくなくて下を向きながらはなした。








京 「…それ、じゃぁまた明日。」



先生が「うん…」といった。

それでも俺は離れたくなくて裾を掴む手を強めた。

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