【京本side】
スマホを見たら髙地から無数の連絡が来ていた。
そんな内容を見た時に俺はまた泣いた。
俺の事情に巻き込んでしまった髙地が申し訳なくて、こんなに優しいのに俺は"どうでもいい"で片付けたこと。
京 「先生…っ」
俺が再び抱きつくと何も言わずに背中を摩ってくれた。
樹 「…学校の外にいる時とか、他に人がいない時は敬語もさん付けも無くていいよ。」
「でも今は_いっぱい泣きな。」
彼のシャツもズボンも俺の涙で汚してしまって申し訳なかった。
それでも大好きな人の声が耳元で聞こえる安心感があってより泣ける。
少し時間が経って、落ち着いた時
俺は彼から離れた。
きっと鏡なんて見たくないほど目も腫れて、髪の毛もボサボサでボロボロなんだろう。
だから先生の顔を見たくなくて下を向きながらはなした。
京 「…それ、じゃぁまた明日。」
先生が「うん…」といった。
それでも俺は離れたくなくて裾を掴む手を強めた。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!