神山「俺も教室行くな」
あ、行っちゃう!
あなた「待って!」
神山「まだなんか?」
あなた「好き」
神山「は?」
あなた「私、神山くんが好き」
ついに……
神山「………も」
あなた「え?何?」
神山「俺も好きや」
あなた「ほんとに?」
神山「嘘では言わん」
神山くんが私のこと……?
あなた「嬉しい!」
神山「やっと言えた」
あなた「やっ……と?」
神山「ずっと好きやったんや」
あなた「……私も!」
学校のチャイム
キーンコーンカーンコーン
あなた「あ!行かないと!」
神山「走るで」
あなた「うん」
神山「はい」
神山くんの手私がとっていいの?
あなた「え?」
神山「これで迷子にならんやろ」
やっぱり神山くんは格好いいです!
あなた「うん!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!