言ってやったとでも言いたげな顔だ。
満更でもなさそうな顔で
そういう舐めプ女に悪態を着く。
,
鈴がなるような声が、
綺麗に響いて鼓膜を揺らした。
丸顔がそう聞く。
舐めプ女は小さく、悲しそうに笑った。
自慢か?
スー····、と机を指でなぞる舐めプ女。
フッ、と舐めプ女が窓の外を見る。
釣られてみんながそっちを見た。
呑気にボヤいてる舐めプ女が、
儚げに見えた
多分、誰も舐めプ女を
置いていったわけじゃない。
おい、あなた。
置いていかれたんじゃなくて、
お前の方が遥か先を行くから、
誰の声も聞こえないだけなんじゃねぇのか。
___________NEXT


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!