第12話

第11話 友達、
1,411
2024/07/20 03:14
末澤side

今日の佐野のドラムも最高やったなぁ、っ!!

また感想伝えたい、!!

どん、っ

そんな事を考えていると誰かとぶつかる

「あ、っごめんなさい、!」

「こちらこそ、って…末澤さん、」

「…小島さん、!」

「…あー、楽屋一緒行きます、、?」

「あ、っはい、!」


「…今日はどーでした?俺達のバンド、」

「めっちゃ良かったです、!
やっぱこのグループ1番だなって、笑」

「、そうですか、笑
ありがとうございます、笑」


小島さんは俺に気を使ってか気まずそうにしながらも会話を続けてくれる


「あ、小島さん…!」


「、?何か?」

「この後って予定ありますか、、?」



「、え、?」





勢い余って小島さん誘ってみたけど俺と居るの気まずくない、、?!大丈夫やっけ、、っ

「…まさや、」

「、?え、?」

「めっちゃ一緒に帰りたがってましたやん、
いいんですか、俺と帰ったりして、」

「…小島さんに聞きたいことあって、…」

「…聞きたいこと、?」


「…あの、……今日、キスしてたの見ちゃってましたよね、?」

小島さんは驚いたように目を大きく見開く

「……見るつもり無かったんすけど、
…ごめんなさい、たまたま見ちゃいましたわ」

「い、いや!!謝らんくてええんです、!
……その、小島さん…は、大丈夫、です、か、?」

「…大丈夫、って何が、」


「…別れたの、ほんと最近なんですよね、」


「…付き合ってないです、
……体の関係だったんで、」


「…でも、好き同士やったやないですか、」


「……え、?」


「、?え?」


「……俺と晶哉がですか?」


「はい、、そうですけど、、」


「ちゃ、ちゃいます!!大丈夫なんで!
いやっもう、そのほんとに、!
…晶哉のこと、は、もう大丈夫なんで、」


「……こんな事、俺が言うのもなんですけど、
…しんどい時ぐらい、泣くのも大事やと思います、…」


「、!……っ、笑
晶哉が惚れる理由が分かりますわ、笑」

「、そ、うですか、、?」

「…笑晶哉の事は、もう2人のこと見てたら踏ん張りついてんで大丈夫です、笑
心配してくれてありがとうございます、」

「あっいえ、、!」

「末澤さん、良ければ友達なりましょ、」


「友達、、?
…いいんですか、」


「はい、笑
なんか晶哉の事で困ったことあったら俺に連絡してくれてええし、
…普通に遊びとかも行きましょ、?」

「、!
…是非、笑」


「ん、LINE交換しましょ、
澤さんって呼んでもいーですか、?笑」

「あっはい、!笑
その呼び方新鮮かもしれへん、笑笑
俺こじけんって呼んでええ、?」

「おん、笑」



「…おっけ、出来ました、

……てことでずーっと俺達をストーカーしてる後ろの人は澤さんを家まで送ってください、」

?ストーカー、??どーゆーこと、?

気になり後ろを見る、

え、


「さ、佐野、?!」


「…バレてた、?」


「そりゃずっと付けられてたらバレるわ、笑」


「え、いつから俺達の事つけてたん、、?」


「…友達なりましょ、ぐらい、、?
片付け時間かかって急いで追いかけたから、、」


「…そ、っか」

…じゃあこじけんが見た、とかの話は聞いてない…

……良かった、また2人しんどなるかもしれへんし、、

「んじゃ俺こっちなんで帰りますわ、」

「あっおん、!
じゃあなこじけん、!!」

「ばいばい小島くん〜!」

「お二人さんさよなら〜、笑」





「…いつの間に小島くんと仲良くなったんすか、?笑」

俺の家に向かう途中、佐野がふと話しかけてくる、


「んー…仲良くなれたかも、笑
嬉しい、笑笑」

「へー、……ちゃんと俺とも仲良くしてくださいよ、」

「なんやそれ、笑」



「うぅーー…疲れた、」

佐野が俺の肩に寄りかかる、

「おもーーい、どいて、笑笑」

「うーわひど!疲れてるんやから癒してやぁ…」


「癒してって、…笑」

俺は佐野の方を向き、ぎゅ、とハグをする

「…お疲れ様、笑
今日も…ま、まさやが1番かっこよかった、」

「、!!」

佐野の顔がぱぁぁと明るくなる

「せーやくん大好きっ、!!
わーー!!もうほんまに可愛すぎる、、っ」

佐野は勢いよく俺にはぐをし返す、


「、笑
……まさやぁ、」

「なーに、っ笑」


「、呼んだだけ、笑」

「ふふ、笑可愛ええ、笑」

「まさやぁ、笑」


「ふふ、笑」


「俺のこと好きぃ、?」

「だーいすき!
愛してる、笑」


「やーった、笑」


まさやと一緒にいるとなんだか胸の中がぽかぽかして暖かい、


俺、今、世界一幸せやなぁ、笑






プリ小説オーディオドラマ