第6話

魔法術試験
1,183
2025/09/12 22:59 更新
(なまえ)
あなた
はぁ…
今日は少々気が重い。体も重い。
なんなら空気が重い気がする。

なぜって…?
デュース・スペード
デュース・スペード
おい、大丈夫か?
次は魔法術のテストだぞ。
(なまえ)
あなた
はぁぁぁぁ…


感の良い方はもう分かるであろう、テストだ。
ただの筆記試験ならまだましなのに…

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
あ、あれって実技だよな。
じゃあ着替えなきゃか。
(なまえ)
あなた
…グリム、君だけが頼りだ。
グリム
グリム
何言ってるんだゾ!
子分だって魔法具使えるくせに!
(なまえ)
あなた
うん…そうなんだけどさぁ。
微塵も魔力の無い私は、魔法を使うことが不可能。
でも――――――――
魔力がないからこそ・・・・・・・・・使うことができるものもある。
着替えた私達は、運動場に集まっていた。

ストレッチをしたり、魔法の練習をしている人もいる。

…私以外は。
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
おいっ!いい加減諦めろって!
(なまえ)
あなた
ん"ん"ん"~~~~!
デュース・スペード
デュース・スペード
力強っ…!
どうしたらこんな筋肉つくんだよ!
グリム
グリム
めんどくさいんだゾ…
私は、木に必死に張り付き、エーデュースはそれをひっぺがそうとしてくる。
(なまえ)
あなた
違うの!
無意味に駄々こねてんじゃないの!
グリム
グリム
じゃあなんなんだゾ?
(なまえ)
あなた
魔力ないから魔法具使うとものすごい筋肉痛になるの!
そもそもこれ魔法発射試験なんだから私やる必要なくない!?
木にしがみつきながら声を張る。

回りの人達は「まただよ…」とでも言いたげな目線をこちらに向けてきている。



その瞬間、べりっと音がして私の体が木の幹から離れた。
(なまえ)
あなた
あぁ我が母なる木よマイマザー!!!!
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
急に壮大になるな!!!!
バルガス
…これより魔法術の試験を始める!
全身の筋肉を使って挑むように!
モブ
ウオオオオオォォォォ!!
(なまえ)
あなた
はぁ…
結局、テストを受けることになってしまった…
回りの熱気が暑苦しいし、なにより…
兎夢
よぉ~しっ!兎夢、頑張っちゃう!
あなたちゃんも頑張ろぉね!
(なまえ)
あなた
こいつなんでこんな近いんだ…?
兎夢視点
ふふ、今日私がこいつに近いのは意味がある…


噂によると、こいつは魔力が無いらしい。
だからこの試験で、魔法を使えないあいつを私が慰めてあげるの!


そして…
モブ
≪あんなに酷い事されたのに…なんて優しいんだ!≫
モブ
≪その姿、まるで女神のよう!≫
モブ
≪美しい…兎夢様、ばんざい!≫
(なまえ)
あなた
≪魔法が使えない私を慰めるなんて…
兎夢様の方が格上だわ!≫





…こうする!!

まぁ現実はこんなに上手くいかないでしょうけど、
やらないのとは段違いなはずよ!
兎夢
(ふふふ、見てらっしゃいあなた!
今日、魔法が使えないあんたを嘲笑ってやるわよ!)

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