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第38話

【最終話】??
9
2025/02/04 06:50 更新
 私はその後、大沢くんを家に連れて行った。
 手当をしている時、なぜかお母さんはニコニコしていた。
 ──翌日──

 ガラガラガラガラッ

 今日は少し、遅れてしまった。
 それに朝から曇りだったし、気分が晴れないな。
小野寺彩
(また千紗に絡まれるのかな・・・。)
 ・・・え?
 
 目の前から話し声が聞こえる。
倉本鈴香
今まで・・・マジでごめん。
岩崎千紗
・・・まぁ、私も言いすぎたかも。
小野寺彩
(仲直り!?)
 鈴香が謝っているのをみたのは初めてだ。
岩崎千紗
あ、彩おはよう!
小野寺彩
おはよ・・・。
 鈴香の視線がこちらに向く。
 すると、鈴香は無言でこちらに歩いてきた。思わず、後退りをする。
 ポンッと肩を軽く叩かれた。
倉本鈴香
今までごめん。殴ったりして。
 そう言って教室の扉を開けた。
小野寺彩
鈴香!どこ行くの?
倉本鈴香
森田のところ。
 ・・・謝りに行くのかな・・・?



 ガラガラガラガラガラッ

 自分の席に戻ると扉の音がした。
小野寺彩
(鈴香かな?)
 くるっと振り返る。
大沢和馬
彩、おはよ。
小野寺彩
大沢くん・・・!
 大沢くんは私の席へやって来る。
 すると、耳もとで何かを囁かれた。
大沢和馬
ちょっと組織のことを話したいから、放課後屋上に来て。
 ──放課後──
 私は階段を上り、屋上に向かった。
小野寺彩
大沢くん来たよー。
大沢和馬
ありがとな。
小野寺彩
・・・それで、組織のことって?
大沢和馬
・・・・・。
 大沢くんはなぜか、俯いたままだった。
小野寺彩
どうしたの?
大沢和馬
・・・ごめん。組織のことっていうのは噓。
小野寺彩
え?
 どういうことなんだろう。
大沢和馬
・・・俺らさ、ずっと付き合ってるフリしてたろ?
小野寺彩
うん・・・。































































大沢和馬
俺、彩が好きだ。
大沢和馬
今度はフリじゃなくて、正式に付き合ってほしい。

 俯いてた理由ってこれだったんだ。



 ・・・ん?なんか眩しいな・・・。
 空を見上げれば、太陽が出ていた。
 ───晴れた。


 
 それより、今告白されたよね?
 ・・・返事は?

 ・・・そんなの・・・、

 大沢くんと出会ったおかげで私は変わることができた。それに私を本気で守ってくれたのも嬉しかった。






























小野寺彩
嬉しい。私も好き。付き合おう!
小野寺彩
改めてよろしく!
大沢和馬
よろしく。


 今回のことがなければ、恐らく一生話さなかったであろう。そんな私達。
 今はお互いを大事に思っている。

 ちょっと不思議な体験だったけれど、良い経験になった。私はそれで変われたのだから。

 そして、私には最後に1つだけ、質問が残っている。
小野寺彩
ちなみにだけど、なんで彼女のフリを頼んだの?
大沢和馬
・・・二階堂先輩に彼女がいないこと、バカにされたから。
小野寺彩
・・・何それw
 思わず、笑ってしまった。

 


 私達はこれからも幸せに生きていく─────。

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