性格反転ギャグです
あまりにキャラ崩壊注意です
ほんとうに、本当にキャラ崩壊注意です
ただただ治安の悪い成人組が書きたかっただけです
シェアハウス設定、ちょっと長めです
「それ」が起きてしまったのは、とある日の穏やかな、晴れた午後のことだった______。
普段なら絶対にそんなことは言わないであろうレベルの喧嘩を繰り広げるすちとみこと。
穏やかな二人はどこに行ったのかと静かに涙を流し、遠くを見つめるらん。
超気まずそうに視線を逸らすなつとこさめ。そして全てを察して呆れた視線を向けるいるま。
一体六人に何があったと言うのだろうか。時は数時間前に遡る。
そう、全ての元凶は雨乃こさめである。
このセリフ、「みてみて」から「拾った」まで全てが間違っているのである。一般人なら拾った変な薬は見せびらかさないし、そもそも変な薬は拾わない。
令和が産んだ悲しきドッキリモンスターがいるまだとするならば、こさめは令和が産んだ悲しき常識クラッシャーなのだ。
そんなこさめが面白そうなものを見つけるとどうなるのか。
もちろんなつが乗っかる。
普段の激メロ行動で忘れられているが、暇72は元々実況者。面白そうなことにすぐ手を出す習性がある。
外に出る機会がないから自分から面白そうなものを探すことはあまりしないのだが、面白そうなものをすぐ見つけてくるこさめと組んでしまったなら、それはもはや世界の終末と言っても過言ではない。
だからこそ二人はクソガキッズなどと呼ばれるのだ。明らかに馬鹿なことばっかりするから。
てぇてぇの雰囲気をかましだしているが彼らは加害者側である。
さて、ここで本日の被害者、すちとみことの登場である。
なつとこさめが目配せをしてニヤニヤと笑う。
約三年間の活動をするうちに薄れてきている部分はあるが、すちとみことは腐っても「聖人組」と名高い二人組である。事実、二人が怒っているところはかなり遭遇率が低く、らんと喧嘩をしていた時くらいしかみたことがない。
故に、クソガキッズは考えたのだ。この二人に「性格が反転する薬」とやらを飲ませたら、それはそれは面白い結果になるのではないか、と。
さすがと言えばいいのか、息をするように嘘をつく二人の演技力に、すちとみことは顔を綻ばせてこさめの腕の中の瓶に手を伸ばした。
こさめもなかなかずる賢く、「性格が反転する薬」のラベルの部分だけ綺麗に隠して二人にそれを手渡す。
ぱくっ、と音が鳴りそうなくらい綺麗に二人はそれを口に含んだ。
罪悪感のざの字もなくそれを見守るなつとこさめ。
当然、彼らの辞書に「これからどうなるか」なんて文字は、ない。
楽しければそれでいいのである。
ここで突然、すちとみことが苦しそうに頭を抑え始めた。
それをみた二人が慌てて駆け寄る。
こさめはちゃんとラベルを読んでいたので、ある程度の副作用があることは確認済みだが、なつはそれを知らない。ようやく罪悪感が頭に追いついてきたようだ。
そしてさらに、ここで本日の被害者(2組目)の登場である。
普段からツートップと呼ばれグループを引っ張る両親的な存在のらんといるま。
メンバーの内二人が床に伏せ、それを心配そうに見つめるもう二人をみてすぐさま状況を把握し、すちとみことをソファへと運ぼうとする。
しかし、そこで二人とも、すちとみことの異変に気がついた。
そう、聖人組の目つきの違いに。
自分たちをみてくる視線が明らかにいつもと違うのだ。まるで鬱陶しいゴミを見るような目で見つめてくる。普段なら絶対にそんな目で見ない。いくら不憫キャラとは言えらんはリーダーであり、メンバーをいじりまくるいるまもそこまで恨みを買われているわけではなかった。
のはずである。なのに。
あまりにパンチの効いた言葉に思わずらんは宇宙の狭間を見た。
そして昇天する。
唯一の仲間の死に思わずいるまが叫ぶと、鬱陶しそうにすちが頭を抑えた。
すちのお願いに、いるまはとりあえずすちにソファに座るように言い、水を取りに行くついでに気配を消していたなつとこさめの首根っこを掴んだ。
……以上が、ショックから目覚めたらんが聞いた一部始終である。
一部始終を聞いたツートップは思わず頭を抱えた。
性格が反転する、ということではあの態度も納得だ。普段から文句の一つも言わずストイックな二人が、今はソファでだらだらとスマホをいじっており、声をかけただけで反抗されるのだから。
イライラMAXのいるまに土下座しまくるクソガキッズを横目に、らんはまた大きくため息をついた。
そして一か八か、リビングにいる聖人組に声をかけてみる。
かくして、性格が反転した聖人組と丸一日過ごすことになってしまったメンバーたち。
一体どうなってしまうのか!? デュエル・スタンバイ!!
[次回]リーダー、撃沈
アンケート
桃「これは〜……どうするべきかなあ……」
二人と会話を試みる
30%
とりあえず普通に過ごす
12%
赤と水を締める
33%
紫と作戦会議をする
25%
投票数: 89票
気力がありつつ、アンケートがいい感じに集まれば続きます🙄🙄🙄











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。