白い天井に , 薄く桃色がかった壁 ───
それにこの妙に整えられた部屋 ,
私が横たわってるベッドサイドのテーブルには小さい
花のブーケが小綺麗に飾ってある
先輩 , 髪が凄いぼさぼさ … ( (
服もなんか …… うん 。 これ以上は可哀想だから
言わないであげよ
しばしの沈黙が流れる 。
病室の端に置いてあるソファに腰掛けていた2人が ,
そう説明してくれた 。
確かに …… 言われてみれば … 熱があったような 、 ??
先輩が納得していなさそうね的なことを思ってるのが
見え見え過ぎて面白い
気まずそうな顔の中にも心配の色が滲んで見える
ほんとに , 分かりやすいんだから 。
でも … あの日の夜のことを思い出すとどうしても
モヤモヤしてしょうがない
うわ 、 絶対ポニテ美女看護師だったんだ ~~~ っ (
こいつ ……… ッ !! 素直に言うことを聞くだなんて … !!
とりあえず , 青頭から体温計を受け取って熱を測る ──
え 、 え ?? なんでそんな " しゅん っ " ってなるの 。
は ? 無理無理 , 私の事好きなん ?? ( ( 爆 ぜ ろ 。
そうそう っ 🎵 今日は , 日曜で配信だよね ~~~
ありゃ 、 ありゃりゃ … 静かになったゾ 。
ふむふむ 、 みんなスマホをいじり … か ~ ら ~ の ??
…… ──── ちょっと 、 私脳波ヤバいかもしれんな 。
先生に検査してもらお 。
あ 、 聞こえてなかったならいーや 。
その後 , 冷蔵庫の中にあった兄貴作のうまうまな
お弁当を配信見ながら食べました 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!