第36話

YouTubeでお泊まり会~旅館編④~
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2020/07/08 11:00




あなたside



皇輝くんには隠し事ができない

あなたの嘘を絶対に見破るんだもん

超能力でももってるのかなぁ ←もってませんby皇輝



心配かけたくないから

迷惑になりたくないから

同情されたくないから

あなたは昔からお兄ちゃん以外の人には相談しない

そう決めてたのに…







皇輝「織山となにがあったの…?」


『それは…』








あれ、なんで涙がでてくるんだろ…








『ごめんね…ごめんなさい…』


皇輝「謝らなくていいから」





皇輝くんはそう言うと

私のことをその腕でそっと包み込んだ

私は皇輝くんの腕の中で思いっきり泣いた


.

.

.

.

.


皇輝「落ちついた?」


『うん…ありがと…』


皇輝「何があったのか話してくれる?」


『うん…』


皇輝「あ、もしあなたが話したくないなら
   無理しなくていいからね」


『大丈夫、あのね…』















私は全部話した





尚大に手を握られたこと


それを振り払えなかったこと


尚大と気不味くなったこと


それがすごく悲しかったこと





皇輝くんは最初から最後まで静かに聞いてくれた















皇輝「そっか、大変だったね」


『わたし…尚大と仲直りしたいよぉ…グスッ(泣)』


皇輝「 大丈夫、あなたならできるよあなたを抱きしめる


『ありが…とぉ……』















私はそのまま泣き疲れて

皇輝くんの腕の中で眠ってしまった



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皇輝side



あなたは泣き疲れて眠ったみたい

純粋というか…

天然というか…

鈍感というか…

うちのお姫様は本当に世話が焼ける笑



俺は他のみんなみたいに

あなたを面白い話で笑わせたり

あなたを上手く励ましたりはできない

少しでも長く側に居て抱きしめてあげること

それが唯一、俺があなたにしてあげられることなんだ



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こんばんは作者です!

現在、新作を考えてるところなんですが、

それを出したらこの作品を少しの間だけ

フォロワーさん限定にしようかなって考えてます!

色んな方と繋がりたいなって思いからなので

皆さんフォローしてくださると喜びます☺️

それでは次回もよろしくお願いしますっ🙇‍♀️




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